小室友里の聞かせてプリーズ

すっかりまる秋めいてきましたね。ロングブーツが心置きなく履ける季節に一安心な小室です。今月は五反田マル秘くらぶのひよこさんにインタビュー。若干23歳にして自分の店を構える青年実業家!? 子供の頃に描いた夢を叶えた努力家さんです。

BACK NUMBERS

  • 第61回 ひよこさん(23)
    名前:ひよこさん
    生年月日:ヒミツ(23歳)
    星座:双子座
    血液型:AB型
    趣味:猫と遊ぶ
    お仕事歴:3年半
    出勤:4日/週
    月収:80万円/月
    所属店舗:五反田マル秘くらぶ
    URL:
    http://www.gotanda-fuzoku.com/
    「女のコの在籍数では他に引けを取りません。無理なく、楽しくがっちり稼いでもらいたいと思います。仕事のことでもそれ以外でも気軽に相談して下さい」

    ※正式なお店の表記は○の中に「秘」となります。

お金が貯まっていくのが楽しかったんです!

●業界に入ったきっかけは?
「お金が欲しかったのと、どんな世界なんだろう?っていう興味です。あと趣味の延長なんですけどケーキ屋をやってて」
●へぇ~! 自分で!?
「そうです。完全予約制で実家の庭に店があるんですよ。ケーキの予約がいつ入るかわからないけど、仕事のシフトは1ヶ月前に出さなきゃいけない。予約が入ると仕事から帰って夜中にケーキ作ってそのまま出勤、ってことがよくあったんです。それが続くとやっぱり身体がキツくて…。この仕事ならその日に出勤するか決められるし、少ない時間で今までよりたくさん稼げるなって」
●その歳でお店持つなんてすごいね~!!
「子供の頃からケーキ屋さんになりたくて、製菓の専門学校へいったんです。卒業してケーキ屋さんに勤めたんですけど、手首がひどい腱鞘炎になってしまって、それからは接客を。その途中でケーキ屋をオープンさせて」
●資金、そこそこ必要なんでしょ?
「それまで自分で貯めてたお金と、親が援助してくれたお金でオープンしました」
●お金が欲しかったのはどうして?
「ケーキ屋のこともあって派遣で働いてたんですけど、飲食の派遣ってすごく収入が見合わないんです。時給換算したら1000円いかないですよ」
●げっ!? マジで!?
「バイトの方がよっぽど高収入ですよ。現場まで行く交通費も、中空きした時間の食費も出ないんです。そんなこともあって、ケーキ屋と両立出来る風俗を始めました。求人誌に『日給35000円以上』って書いてあったら、それは魅力的ですよ」
●自分の身体を使ったサービスをするお仕事に抵抗はなかった?
「ありましたけど、もらえるお金が飲食(業)で働いてるのとは比べ物にならないし、当時は日払いだったので、お金が貯まっていくのが目に見えてわかったのですごく楽しかったんです」
●身体=お金稼ぎの道具にすることを拒む人もいるじゃない?
「私もそういうところはあったけど、途中から割り切れて」
●それは収入面で?
「それが大きいですね。お客さんに嫌な人もいなかったし、楽しくお話しした延長にサービスがある、って感じ。借金があって始めたわけじゃないから、これだけ稼がなきゃって縛りもなかったし」
●嫌だったらやめちゃえばいいやって。
「そう。初めのうちは月20~30万円もらえればよかったんですけど、とにかくお金が貯まっていくのが楽しくて。10枚束にする時1枚帯にするでしょう? あれが楽しくて」
●始める前は風俗ってどう思ってた?
「やっぱり嫌でしたよ。偏見もあったし。でもそれは中身を知らないからで知ってしまえば男はもっと遊んだ方がいいんじゃない? って」
●そうなの?
「女のコはお客さんに感情移入しないから。素人の女のコと遊ぶよりよっぽどいいです。これは浮気じゃないんだって」
●今彼氏がいたとして、風俗に行ったらどう思うかな?
「どんなんだった? って聞きたい(笑)。他のコがどんなサービスをするのかわからないし、私はマットとかやったことないので、どんなものだか聞いてみたい」

頑張れば頑張っただけのことはあるんだって実感して…。

●アルバイト感覚で始めたわけだけど、今はしっかり働いてますよね。気持ちが切り替わった理由かなにか、あるんですか?
「今の店に移ってからお客さんの戻りが早くなったんです。それがやる気になったのかな。複数プレイもあって他の女のコに迷惑かけちゃいけない、真面目にやらなきゃって思ったんです。今は指名のグラフが伸びていくのが楽しくて」
●嫌だったらやめちゃってもいいわけじゃない?
「こういう仕事してると飲食(業)に戻りたいなって思う時もあるんですけど、収入がどれくらいなものか分かってるじゃないですか。だったらもう少し貯めてから、とも思うし収入が減るのが若干怖いなって思うところもあります」
●風俗をやったことで金銭感覚って変わった?
「ショッピングの予算が今までだったら一万円のところが三万円になったりとか」
●他のコに対するライバル心とかある?
「ありますね。負けたくないコもいるし、憧れてるコもいます。今の店のコはすごいコが多いから、とにかく頑張らなきゃって思いますね。長年やってる人と複数で組めると本当に勉強になります。今までがゆるかったんですね」
●ゆる~くやるのも許される世界じゃない。
「ゆるい店はやっぱりそれなりです。やることやらないと稼げないんだって、今は思ってます。前に勤めたハコなんて全員で5人ですよ? 一日私1人だったこともあるし。ハコはお店に必ず女の子がいるから、ぷらっと来て遊んでいく感じ。だから戻りもそんなになかったんです。ここに移ってから頑張れば頑張っただけのことはあるんだって実感して」
●お仕事、楽しい?
「楽しいですよ。毎回相手が違うから話すことも違うし、プラスになることがたくさんあります。私が何でも話しちゃうんでフツーにお友達になっちゃうこともあります。料理人の方が来た時があって、料理とケーキは別世界なので話は盛り上がりましたね。ケーキの相談を受けたりとか、逆に困ったことがあったら相談に乗るよって言ってくれる人がいたり。職種こだわらず出逢えることがいいですね」
●嫌だなって思ったことはある?
「お客さんに対してはないです。ハコにいた頃は個室待機で誰にも会わないので病んじゃうこともあったけど。一番は稼げないことなんじゃないかな」
●というと?
「こういう仕事してるのにお客さんが来なかったり、それだったら普通の仕事した方がいいじゃんって。でもそれは今までが稼げないお店を選んでしまってただけで、女のコがちゃんと店選びすればそんなことはないんだって、今は思います」
●悩みは収入に反比例する?
「この仕事で収入が安定するってないじゃないですか。だから稼げないといろんな不安が出てきちゃう。でもこの店でこれだけ出勤すれば最低これだけは入ってくるっていうのはなんとなくわかりますよ」

1000万貯めたら卒業して、本業一本で行きます☆

●お金貯めてやりたいことってあるの? 将来店舗を大きくするとか。
「ケーキ屋は一人でやりたいんです。誰か使うと絶対にぶつかるから。それだったら自分で好きなようにやりたい。でもそれをやるならもっと歳がいってから。結婚して子供産んで、それからでも手に職はあるわけだから遅くはないし。あ、留学はしてみたいです」
●何を勉強しに?
「やっぱりケーキ。フランスか、シュガークラフトならイギリスですね。日本で勉強すると学費が高いんです。習うには結構所得がある家の人じゃないと出来ない。そうじゃなくて誰でもやれるような金額で教えられるようなお菓子教室もやれたらいいなって思ってるので」
●ってことは一般の仕事に戻ることは考えてるんだ。
「1000万貯めたら辞めようかなって。やっぱり飲食業に関わっていたんです。フードコーディネーターとかもいいかな。いつかお菓子の本も出したいし。そのためにもう一度スクールに通ってるんです」
●ところで。お仕事していることを知っている人はいる?
「男友達に何人か。一人は仕事する前に『お前なら出来るよ』って言ってました。でも実際始めたんだって報告したら絶句してたなぁ(笑)。女友達には言ってないです。キャバはいたけど、それ以上は…って偏見があるコが多いみたいだし」
●かえって男の方が楽なこともあるんじゃない?
「そうそう! 愚痴も全部聞いてもらってる人がいます。それが『お前なら』発言をした人なんですけどね」
●それは、彼氏?
「いえいえ、もう結婚してるし(笑)。彼氏はいましたけど最近別れました。私が彼を養ってた時もあって…」
●彼氏さんは仕事のことは知ってたの?
「知ってました。反対はしてませんでしたよ。キャバの方が嫌がってた。客は身体の関係を求めて通ってくることがあるじゃないですか。でも風俗は最初に身体の関係があって、それ以上はないでしょう? 女のコがお客さんに恋愛感情を持たないことも知ってたし」
●ひよこさんにとっては良き理解者だったんだ。
「そうですね。ケンカしても引き合いに出されることもなかったし。元々風俗やってるって知ってて付き合ってたから、仕事として見ててくれたんだと思います」
●一般の男性と風俗やってることを知らせないままお付き合い…って難しいよね。
「それだったら私もずっと黙ってると思う。結婚してもそのままかも。私はケーキ屋さんっていう表向きの顔があるので誤摩化せるとは思うけど…」
●結婚したら風俗は?
「そこまでやろうとは思わないです。彼が理解のある人だったら話は別かもしれないけど。お金が苦しくないならやらないかも」
●辞めると生活水準下がるでしょ。その不安は?
「多分大丈夫。我慢出来るし、普段からそんなに無駄遣いしてるつもりはないし」
●ある意味、一般の仕事より『ラク』な面があるのが風俗だなって私は思ってて。
「それはそうですね。普通の仕事より楽です。待機してる時間は何してても良くて、仕事入った時だけ仕事してこれだけ稼げました、って私は楽してるなって。でも最初から飲食業にいつはか戻るつもりで働いてきたけど、しばらくはこんなに働いてこれだけ!? って気持ちにはなるだろうな」
●今辞めようと思ったらすぐに辞められるんだ。
「彼氏と別れた時にいろいろなことが終わったから、辞めちゃおうかなとも思ったんです。でもせっかくお客さんもついてるんだし、がっつり稼いでみたら? って言われて。いきなり50万近くの減収は辛いだろうから、少しずつ仕事を減らして、その分違う仕事をしたらいいんじゃないかなって。実際辞めたらやっぱり寂しいんだろうけど。週1とかで来ちゃいそう(笑)」
●何かすぱっと切り替わるような出来事があるといいのかもね。
「早く嫁にも行きたいんですけどね~(笑)。友達の中では一番あるんですけど、願望が強すぎるとダメみたい。同業者も嫌だな。絶対にぶつかるから」
●では最後の質問。3年後はどうなっていたい?
「もっとしっかりして、今より大人になっていたいです。その頃には1000万(円)貯まってるだろうし、この仕事からは離れていたいです」

PROFILE

小室友里
小室友里
1975年7月28日生まれ。獅子座O型。

18歳でグラビアデビュー。AV女優として4年間活動した後、女優兼ライターに転身。現在は映画、舞台、執筆、講演会を中心に活動中。趣味は自転車に乗ること。
☆小室友里自身が書き上げた自叙伝「Confession~告白~」好評配信中☆
ドコモ・KDDI「iドルSEXYch」
ラブコミック MODE
三省堂書店 BOOKURL
☆モバイルサイト「恋ナビ?オンナの本音」監修☆
docomo…メニュー→恋愛
au/softbank… メニュー→占い
☆ブログ・twitter☆
http://blog.livedoor.jp/yuriwan/
http://twtr.jp/user/yuriwan0728/follow
☆所属事務所☆
BELLTECH PRODUCTION
http://www.belltech-pro.com/

小室友里への応援メッセージはこちらへ
yuriwan@hotmail.com

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