松沢呉一のカシコイおもてなし｜第２５回（後編）|風俗求人てぃんくる

●成功者は強い
私がチャルガにハマった理由のひとつは、女性歌手たちがエロいためです。
モザイクが入ったり、ギターなどで隠してはいますが、PVで全裸になっている歌手までいます。

キスシーンはあるわ、ベッドシーンはあるわ、SM描写はあるわで、ポルノかと。
雑誌でヌードになっている歌手も多くて、グラビアアイドルが歌手をやっているようなものです。

しかも、8割くらいが豊胸手術をしています。
古いPVと見比べると、顔の整形率も高い。
これを見抜くためにPVを精査しているうち、チャルガを好きになってしまいました。

当初私は男性に媚びる音楽だと思っていたんですね。
もちろん、その要素もあるわけですけど、コンサート動画を観ると、女子人気が高いんですよ。

どうやらマドンナやレディ・ガガのような存在として女たちにも人気があるみたい。
その点では、倖田來未の女子人気にも近いのですが、「エロかわいい」のではなく、「エロ強い」。
あれだけ、おっぱいを大きくして、それを誇示されたら、男たちはビビリましょう。

演歌のように「男に捨てられた哀れな女」を歌っているものも多いのですが、「浮気されて男に復讐する女」や「夫がいるのに、他の男とセックスをする女」も歌われています。
歌い方も強い。
かわいい歌い方をするのもいるんですが、人気はないです。

売れている人たちはことごとくが女王様タイプで、PVもアマゾネス集団を従えて、男たちを睥睨するようなものになっていく。

つまり、セックスを極めると、支配者になるのです。
性の商品化だの、男の搾取だのと、水商売や風俗産業を否定する人たちがいますが、これは一面的な見方です。
とことん女を武器にすると、男から金を巻き上げて搾取する側になる。
武器の使い方が巧みであれば、男では得られない金を手にできます。

AV嬢でもグラビアアイドルでも風俗嬢でも、成功者は強い。
だいたい男っぽくて、さっぱりした性格です。
女を極めると男に近づく。
不思議ですね。

前々からそう感じていたのですが、チャルガでその真理を確認した次第。
皆さんも、強くなりましょう。