カラダの悩み相談室
アカエダ

セックスや病気について、何も知らないと一方的に被害を受けることになります。女性にはみんな、性に関する正しい知識をつけて、自分のからだを、命を守ってほしい。そのために私がお手伝いします。

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先月、膣内には出さなかったのですが、避妊をせずに3日間連続でセックスをしました。
その2日後に生理がきて、その生理中の2日目から4日目にもセックスをしました。
ほとんど、いつもと変わらない生理だったのですが、2週間くらい続きました。
2週間目あたりから、おりものに血が混じっているような感じで、茶色かった(今までも生理の最後あたりはこんな感じでした)のですが、これは何かのサインなのでしょうか?

「生理中のセックス」「アナルセックス」「口の中で射精」というのは、3大危険セックスです。
絶対にやめてください。
生理中は子宮の内膜がはがれて血管が露出している状態です。
子宮の入り口も開いていて、雑菌がすぐに子宮に侵入します。
すると、子宮が炎症を起こして「子宮内膜炎」という病気にかかってしまいます。
いつも下腹部が重い、出血が続く、全身の疲労感や肩こりなど、更年期のような症状が起こることもあります。
あなたも子宮内膜炎にかかっていると思われるので、すぐに婦人科に行ったほうがよいでしょう。

唐突な質問ですが、セックスや恋愛って必要なものなのでしょうか。
質問を見ている限り、セックスには病気やガンのリスクがあるようですし、そもそも恋愛は人生に必要なものなのかと思ってしまいます。
多くのリスクを負ってまでするものなのでしょうか。

セックスはとても大切なものなんですよ。
1つ目に、生殖、つまり子供をつくるためには絶対に必要です。
それから、人を理解したいと思ったときに役立ってくれるんです。
人を好きになると、相手を理解したいと思うようになります。
セックスをするとお互い打ち解けて、話もしやすくなって、わかり合えることが多くなるのです。
また、これは大人の場合ですが、セックスが娯楽になることもあります。
確かにリスクはありますが、そのリスクはコンドームをつければ、抑えることができます。

アカエダ

プロフィール
赤枝六本木診療所院長(産婦人科)。
東京医科大学卒、医学博士。
1977年、赤枝六本木診療所を開業。
若い女性の心と身体の健康を守る活動を積極的に行い、テレビ、ラジオ、雑誌などでも若い女性の性感染症・妊娠の悩みに答えている。
http://www.akaeda.com

出没
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毎週木曜日 21:00~24:00 六本木ロアビル1F(ドンキホーテの目の前のビル)
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