カラダの悩み相談室
アカエダ

セックスや病気について、何も知らないと一方的に被害を受けることになります。女性にはみんな、性に関する正しい知識をつけて、自分のからだを、命を守ってほしい。そのために私がお手伝いします。

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今まで中絶を4回、子宮外妊娠が2回、流産が1回、出産を3回経験しています。1年前にガン検査に引っかかり、
医者に子宮頚部軽度異形性と言われました。3ヵ月に1度検査に来るように言われているのですが、
まだ一回も行っていません。ときどき子宮のあたりがずきずき痛むような気がしてとても怖いです。

あなたはとんでもなく自分を粗末にしてしまっています。「子宮頚部軽度異形成」とは、ガンの疑いが
あるという意味ですから、こまめに検査をしなければならないのです。子宮ガンは痛みがありませんから、
ずきずき痛むのは関係ないと思いますが、すぐに詳しい検査を受けてください。

彼がコンドームを嫌がり、避妊用の錠剤やゼリーを使おうと言います。入れるタイミングなども難しそうですし、
失敗したらと思うとなかなか手が出せません。

コンドームを使わない男はみんなエイズだと思ってください。性病も持っているかもしれません。
彼がエイズじゃないと言い張ったら、いつ検査したのか聞いてみましょう。コンドームは避妊のためではなく、
エイズや性病を防ぐためにつけるものです。それを嫌がる人に、セックスをする資格はありません。
避妊用の錠剤やゼリーなどは結婚しているカップルが使うものです。

アカエダ

プロフィール
赤枝六本木診療所院長(産婦人科)。
東京医科大学卒、医学博士。
1977年、赤枝六本木診療所を開業。
若い女性の心と身体の健康を守る活動を積極的に行い、テレビ、ラジオ、雑誌などでも若い女性の性感染症・妊娠の悩みに答えている。
http://www.akaeda.com

出没
■街角女性健康相談室(無料)
毎週木曜日 21:00~24:00 六本木ロアビル1F(ドンキホーテの目の前のビル)
■その場でわかる「街角エイズ検査」
毎月第4日曜日 14:00~17:00 セコム本社1F セコムショップ(原宿)