女の保健体育

女性向けAV「SILK LABO」プロデューサー・牧野江里さんによる女性がもっと豊かに性を楽しむための親も学校も教えてくれない保健体育の授業!

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41時限目

ヤリチンvs ヤリマン①

今回は、最近私が最近疑問に思っていることをお話ししたいと思います。

「ヤリチン・ヤリマン」——このワードを聞いて、皆さま何を思いますか? 
最近なぜだか私の頭の中では、このキーワードがぐるぐる回っております。

それは、とある友人たちとの酒の場をきっかけに始まりました……。

たまたま仕事終わりに「近場で飲んでいるから来い!」というお誘いを受け、アルコールに目を輝かせ繁華街へ向かった私。
そこには友人(女)だけではなく、知らない男の人が……!!

い、イケメン!?!?!?(gkbr)
猫をかぶり、ピエロになりきるのは得意な私。
初対面でも適当にその場を楽しみ、イケメンたちとお酒を楽しんでいたのです。


プロの目って何!?
盛り上がりに盛り上がったところで、「仕事は何しているの?」という話題になりました。

私を昔から知っている人には包み隠さずお話ししているのですが、初対面、それも、男性相手にそんなことを言うやアズスンアズ、面倒なことになるのはよもや常識……。
適当にごまかそうとしていたところ、最高に酔っぱらっていた友人(女)が空気を読まず「みんな聞いたら超よろこぶよ~! 言っちゃいなYOO!!!」と、ヒップホッパーばりに、ノリノリで言い放ったではありませんか。
もう逃げるところはありません。
素直にAV会社勤務だということを話すと、その瞬間からイケメンはイケメンではなくなり、目の色がピンクモード
そしてヤリチンモードに突入……!!!!
さっきまでの紳士なあなたたちはどこへ!?
「俺のチンコのサイズが本当にデカいかどうか、プロの目で確かめてくれ」などなど……「それってすなわちどういう意味?」という話題ばかり……。
ていうかプロって…! そりゃプロかもしれんけど、実戦してるわけではないのYO!!!)
本当に、ほんと————に、この業界に入って、一般男性とマジメに関係を持てたことがほとんどありません。
【AV会社の女性社員=ヤリマン】という図式、いや、偏見が、確実にできあがっているのでしょう。
よもや、女子社員シリーズなど、我々がやっていることからしたら、自業自得なのですけれど……。


ヤリチン=デキる男!?
さて、ここまでお話ししていると、まるで私が「ヤリマンではない!」と言いたげですけれど、うーん、それは、どうなんでしょうね、否定はしませんね、という感じです。

常々「女にだって普通に性欲があるんだ!」とほえていますから、お相手とマッチングすれば、いたすことだってなきにしもあらず。
ほほほ。

しかーし!
世間体的にヤリマンとヤリチンには、それはそれは高く、越えられない壁が存在しておるのです……。

ヤリチン——それは一見ダメな人間のようですが、実際ヤリチンになるためには、そこそこのコミュニケーション能力、洞察力、適応能力などなど、お仕事をするのに必要不可欠なことが盛りだくさん。
もちろん容姿ってとこもありますけど、整ってるかどうかよりも、清潔感のほうが重要視されたり。
私が今まで見てきた男性たち、仕事ができる男は間違いなくヤリチン!と言っても過言ではないです。
奴らはセックスの営業マンなのです。
自ら足しげく通い、口説き、契約を勝ち取るという。
まさに狩り!!
セックスハンター!!!!!

エセ草食。の巻
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