女の保健体育

女性向けAV「SILK LABO」プロデューサー・牧野江里さんによる女性がもっと豊かに性を楽しむための親も学校も教えてくれない保健体育の授業!

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スタート

38時限目

奥深き♡
女子エロの世界②

そんなこんなで、男性AVのジャンルの一つ、「ハメ撮り」の女子バージョンに挑んでみたものの、結果は微妙なものに…。
せっかくムーミンくんがよいエッチをしてくれたのに、カメラの制約もあったりなんだったり、なんだかストレスがたまる映像となってしまいました。
うーん、女子にはハメられ撮りは、まだレベルの高いイチモツだったのだなあ、と痛感したのであります。

これが、本当にエッチな女のコで、「私、ハメられ撮りが好きなんです!」なんていう女性監督が現れたら、また話が変わってくるような気もしますしねえ。
そうなると、どっちかというと「男のコを攻めるのが好き!」という趣向に偏ってくる気もします。
男の反応を撮る、というか。
でも私、やっぱり、メンズがカメラ見てるのダメなんですううう~~!!!!!! 
個人的な意見ですけど…。
なんか、急に我に返ってしまうんですよね。
逆に…。


男向けAV≠女版AV
我々SILKの場合は主観ではなく、「自分に都合のよい位置取りからエッチを見たい!」というポイントでカメラマンさんに撮ってもらっています(それを勝手に「神主観」と呼んでいます)。
だから、たとえハメられ撮りでも、やっぱりカメラ目線はNGにしたいところです…。
皆様はどうなんでしょ??
そんなムーミンくんのハメられ撮り映像ですが、お宝映像としてそのうち世に出るか!?というと、実は悲しいことに、そのときのカメラが故障していたのか、データにすべてノイズが走っていて、とても世に出せる素材ではなくなっていたのでした(涙)。
ムーミンくん、頑張ってくれたのにごめんよ(号泣)。

というわけで、エロって本当に難しいなあ、と思った出来事だったのでした。
そりゃ男の人のAVだって、歴史30年ですからねえ。
こちとらまだ3年ぽっち!!
なんと10分の1ですもの!!
そりゃまだまだジャンル化もされないわけです。
そして男向けをまんま女版にしてもおもしろくないわけです。


ヌケないAV でもいいんです!
でも、想像するとちょっとおもしろいのが、30年後には女性向けAVが多数メーカーからリリースされていて、今みたいなオーソドックスな恋愛ドラマものから、はてはフェチもので、おちんちんに特化した作品があったりしたら…!!
どうしよう!!
「女性のためのちんちん研究」なんて作品がリリースされたら、なんてすごいんだ!!
なんて、勝手にバカな妄想をしてはよろこんでいます(笑)。

まあでも極論を言うと、男子向けも女子向けも垣根がなくなっていくような気がしますねえ。
正直、私には男性向けのAVで乙なものたくさんありますし。
SILKの立ち位置はあくまで「AVを見たことのないウブな女子向け」というところもありますしねえ。

よく、SILKのお客さんたちにセクハラで、「SILKの作品見ながらオナニーってできます?」と聞くのですが、答えは決まってNO。
え、それって駄目じゃないの!?って思われそうですが、作ってる我々的にはそれでOKなのです。
普通では満たされないエロキュンを満たすのが、今のお仕事だと思っていますからね。

でも、ラブラブな作品を作ってばかりいると、自分の中のおっさん第27回&第28回参照)がストレスたまって爆発しそうになるんですよね…えへへ…。
私の中のおっさんは、かわいい女のコをめちゃくちゃにしてやりたい…。
ぐへへ。
花岡じったさん(往年の鬼畜AV男優さんです)を主役にして、それはもうバチンバチン、やりたい放題やってみたいものです。
ま、SILKではできないと思いますけどね(笑)。
女の人の妄想をもっと聞いてみたいなあ…。

これはムリっ!の巻
エンド