女の保健体育

女性向けAV「SILK LABO」プロデューサー・牧野江里さんによる女性がもっと豊かに性を楽しむための親も学校も教えてくれない保健体育の授業!

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21時限目

エロの文化はこんなにも広い。①

情報化社会、ハイテク…エロの文化は常に新しいものを生み出していきます。
情報があふれればあふれるほど、広がるエロとギャップ。
今回はその“ギャップ”とうまく付き合っていく方法についてのお話です。

むかーしむかし、日本人のエッチなおかずといえばエロ本が主流でした。

エッチなお姉さんの裸や、男女がまぐわっている写真など、男性の股間をくすぐる情報がたくさん詰まった夢のマガジン、エロ本。
もちろん大事な部分は真っ黒く塗りつぶされており、童貞男子たちはその暗闇に魅せられては、10円玉でこすってみたり、酢につけてみたり、さまざまな方法でその暗闇の先の光を求め、敗れていったのでした…(印刷ですでに黒いのだから、どうやったって見えるわけがない…)。

ましてや、未成年の多感な坊やたちに至っては、自ら購入することができないため、必死に公園や土手をかけずり回り、雨にも負けず、風にも負けず、捨てられているエロ本を探しに行ったものでした…。

そしてその後、VHSが普及し、いわゆるAVというおかずが現れました。


デパ地下のお総菜並みに高級品だったAV
AVは、なんと動画で他人のおセックスが見られるという素晴らしいものでした。
今までエロ本で工夫を凝らして妄想していた男たちにとって、その妄想が実際に再現されているのですから、こんなによろこばしいことはありません!
今までエロ本で工夫を凝らして妄想していた男たちにとって、その妄想が実際に再現されているのですから、こんなによろこばしいことはありません!

しかし当時AVは、購入すると1万円以上もする高価な存在。
そのため、誰か持っている人間を見つけてはダビングにダビングを重ね、どこかにモザイクがずれて陰部が見えているところはいないかと、テープが擦り切れるくらいスローで見たり一時停止してみたり…。
と、このように、昔はエロいものを手に入れるためには、さまざまな困難を乗り越えねばならず、それゆえ先人たちはエロに対し非常にアグレッシブだったのでございます。

エロいものが見たい!
隠されている部分がどうなってるか見たい!!
ぐおおおおお!!!!!
…そういった欲望を、「おかずを探す」という行為によって昇華させていったのでありましょう。
男性にとってこんなにやりがいのあるクエストはなかなかありませんからね…。


驚異の充実っぷり男のオナニーライフ2011☆
ところが、近年のおかずはどうでしょう。
インターネットの普及により、検索ワードに「エロ動画」と入力してしまえば、一瞬でおかずが手に入ってしまいます。
ましてや海外サイトにアクセスしてしまえば、無修正の女子の秘密の花園も見放題!!(日本で見るのも犯罪になりますYO)

ましてや、昔はコンニャクに切れ目を入れて使用していたオナニー道具も、現代ではTENGAという素晴らしき最新技術を駆使したオナカップもあります…。
温めることもできるので、人肌で、人よりも精密な締まりのいい疑似マンと、かわいいお姉ちゃんのエッチなモロ動画がそろえば、もう何も言うことはありません!!
というほど、男のオナニーライフは充実に充実しておるのです!!!!
若い男子たちの草食化が危ぶまれておりますが、そりゃあ、これだけエロいもの見放題だったら、現実の女を口説くのも面倒くさくなるわな~!って思うわけです。

情報が多様化し便利になっていくことによって、人間が進化をするために必要な「探究心」が薄れてしまっているかのように思えます。
正直、最近「どうにかしてヤリてえ!!」というアグレッシブなメンズが減っている気がします…。
おばちゃんそんなの悲しい!!

生理中の…の巻
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