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第56回 喫煙と肌の関係
タイトルいつの時代も女のコの関心の的は「キレイ」。
美を手に入れるためなら決して努力を惜しみません。肌にいいことには一生懸命!
では、乾燥や紫外線、排ガス、ストレス、そしてたばこ、これらのマイナス要素を避ける取り組みはどうでしょう。
ピチピチでプルルン肌をキープするには、まず肌にとって悪影響なものを取り除くことが大事です。
今回は、中でもかなり強力なマイナスパワーを放つたばこに注目してみました。

監修/戸佐眞弓(まゆみクリニック)
イラスト/トシダナルホ

肌にとっての大敵!
~ニコチン、タール~

たばこが身体に悪いということはよく知られていることですが、お肌にも相当なダメージを与えます。
何がそんなに悪いかというと、たばこに含まれるニコチンとタールが最大の敵なのです。
ニコチンは、血管を収縮させるため、血液によって運ばれる酸素の量が減り、血行不良を起こしてしまいます。
つまり、顔の皮膚に十分な酸素が届かないため、慢性的な栄養不足のような状態に陥ってしまうのです。
そのため、肌はカサカサになったり、シミやシワが増えてしまうわけです。
しかもこれらの物質は、体内のビタミンCを大量に破壊する力も持っています。
ビタミンCは、肌が生まれ変わっていくときにとても重要な役割を担っている栄養素なので、ビタミンCが不足すると、肌の再生能力は落ち、みずみずしい肌への再生が困難になります。
これまた周知のことですが、吸っている人だけでなく、吸わない人にも毒をまき散らすのがたばこの特性です。
煙(副流煙)を吸うと、なんと直接吸っている人の2~3倍ものニコチンやタールを体内に取り込んでしまうという理不尽な目に遭うのです。
ですから、自分は吸っていないからといって安心はできません。
たばこの煙がモクモクしているようなところにいるだけで、肌は傷めつけられていることをお忘れなく。

肌の再生
ターンオーバーの仕組み

健康な肌は、約28日の周期で生まれ変わっています。
一番外側の皮膚は垢(あか)などになって、はがれ落ち、新しい表皮が出てきます。
トラブルがなければ、こうした新陳代謝が繰り返されていくのですが、加齢や紫外線、ストレス、乾燥、たばこなど、いくつかの要素が重なると、この周期は乱れ、ターンオーバーに支障が生じ、肌の表面がいつまでたっても「古いまま」という状態に。
こうなると外見が年齢より老けて見えたり、顔色が茶色っぽくくすんでしまうことに……。
順調なターンオーバーのためにも、肌にとって悪いことはなるべく避けて通るような生活を!

健康でキレイな肌をキープするには?

模範解答は「たばこを吸わない」「煙がモクモクしている場所に行かない」ですが、それでは生活に縛りができてしまいますよね。
まず、現在たばこを吸っていて、しかもどうしても禁煙は無理という人の場合、とりあえず本数を減らし、さらにビタミンCの積極的な摂取を心がけることです。
食べ物だけでは足りないと思う人は、サプリで補給しましょう。
たばこを吸わない人は、たばこの煙がモクモクしている場所に行く回数を減らし、副流煙をいっぱい吸っちゃったという日には、やはりビタミンCをいつもより多めに摂取してみてください。

“どうしても吸いたい”と思ったときは

禁煙中、たばこが吸いたくてたまらなくなったとき、あなたはどうしますか?
実は、この「吸いたい」という欲求は、数分後には必ず治まるものです。
まずはそのことを自分によく言い聞かせた上で、この衝動が起こったときに深~い深呼吸をしたり、ガムをかんだり、水を飲んだり、またはその場で軽いストレッチをしたりして、欲求へ集中している意識を紛らわせましょう。
そうこうしているうちに、何が何でも吸いたいという欲求はフェードアウトしているはずです。
ぜひお試しを!

お答え

一日に1箱のペースでたばこを吸っていますが、最近になって顔のくすみがひどくて、毎朝、鏡の前でげんなりです。
喫煙者独特のくすみでしょうか?

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喫煙者独特のもので「たばこくすみ」とか「スモーカーズフェイス」といわれるものだと思われます。
顔全体が茶色っぽかったり、年齢の割にシミやシワが多く、老けて見える顔つきです。
年相応の顔を取り戻すには禁煙が早道。
禁煙はいつから始めても遅くはありません。

戸佐 眞弓

形成外科・皮膚科医
戸佐 眞弓

11月3日生まれ。東京女子医科大学卒、医学博士。東京女子医科大学 形成外科学教室、帝京大学医学部附属病院 皮膚科学教室を経て、まゆみクリニックを開業。専門は、ピーリング、レーザー治療、脱毛レーザー、スキンケア。