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第53回 ケミカルピーリング
タイトル皮膚のトラブルや美容上の悩みをひと皮むくことによって解消する。
今回は、そんな表記そのままの、ケミカル(化学薬品)でピーリング(皮をむく)という治療法を紹介しましょう。

監修/戸佐眞弓(まゆみクリニック)
イラスト/トシダナルホ

ケミカルピーリングとは?

美容系に関心の高い女性たちにとっては、すでによく知られている治療法だと思いますが、あらためてケミカルピーリングについて簡単に説明をしておきましょう。
グリコール酸などの化学薬品を使って、皮膚の表面をはがすことで、病変を治療したり、古い角質や表皮を溶かして、肌のターンオーバーを促すといった効果を生み出す治療法です。
欧米では、かなり以前からポピュラーな治療として広く行われていましたが、日本で注目されるようになったのは90年代に入ってからのことです。

治療はどのように行われるの?

【step1】
まずは、カウンセリングです。
肌の状態をチェックしてもらい、ピーリング剤の種類や濃度、治療目標などを決めます。

【step2】
次に、メイクを落とし、洗顔で汚れや皮脂をしっかり落とします。

【step3】
綿棒などでピーリング剤を塗ります。

【step4】
必要な時間を置いて、ピーリング剤をふき取ります。

【step5】
各自の肌の状態に応じた対処を行い、終了となります。

治療では、「酸」を肌に塗るため、ピリピリ感があります。
治療後も痛みが続いたり、赤みがとれない場合は、医師に伝えましょう。
また、治療後の皮膚は、紫外線を通しやすい状態になっているので、サンスクリーン剤(紫外線散乱剤を使用した低刺激性、低アレルギー性でSPF18、PA++程度のもの)を塗り、しっかり遮光することが必要です。
さらに、ケミカルピーリング後は保湿力も落ちるので、化粧水や美容液などで肌の乾燥を防ぐことも忘れずに。

どんな状態の人が受けるの?

ニキビ(ニキビあとへの効果については十分な根拠はありません)や日焼けなどの紫外線に当たることによってできたシミ、目じりなどの小じわに効果があるといわれています。
ですから、「ニキビやシミ、小じわが気になる~!」という人や、「パックやエステでは思ったような手応えがない」「滑らかでハリのある肌を手に入れたい」という人は、一度、ケミカルピーリングについて皮膚科医に相談してみてはどうでしょう。

どんな効果が期待できるの?

《期待できる効果》

効果1>
皮膚のターンオーバーを促進させることで、色素沈着の原因となるメラニンの排出を促す。

効果2>
真皮部分の繊維を増やすことで、肌のハリ感を高める。

効果3>
毛穴が詰まりにくくなる。
くすみの解消、肌が明るくなり、つやが生まれる。

効果4>
ニキビが改善し、滑らか肌に。

女性にとってうれしい効果いっぱいのケミカルピーリンクですが、使用する薬剤や浸透度の違い、治療の頻度、年齢、肌質によって効果の表れ方はさまざまです。
効果を持続させるためには、皮膚科医と相談の上、肌のターンオーバーの周期に合わせて、定期的な治療を受けることをおすすめします。

お答え

大人になってからニキビができるようになり、エステや基礎化粧品にお金をかけてきましたが、あまり効果がありません。
ケミカルピーリングを試してみるべきでしょうか?

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効果については、実際に診てみないと何ともいえませんが、ニキビの場合は改善されたケースをたくさん見ています。
いずれにしても、ピーリングの効果を持続させていくには、一時的な治療でなく、治療目標を立てて、きっちり治していくことが大切だと思います。

戸佐 眞弓

形成外科・皮膚科医
戸佐 眞弓

11月3日生まれ。東京女子医科大学卒、医学博士。東京女子医科大学 形成外科学教室、帝京大学医学部附属病院 皮膚科学教室を経て、まゆみクリニックを開業。専門は、ピーリング、レーザー治療、脱毛レーザー、スキンケア。