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第43回 ムダ毛のセルフケア
タイトル女性なら誰もが気になる手足やワキのムダ毛。
正しい処理方法を覚えてツルピカ肌をゲットしよう。

監修/戸佐眞弓(まゆみクリニック)
イラスト/トシダナルホ

どうして生えてくるの?
体毛のしくみ

女性にとって、ムダ毛は悩みのタネ。
水着を着たり、タンクトップやキャミソールなどで肌を露出する夏場は、特に気になります。
「そもそも体毛って、なんのために生えているの?」と思う人も多いでしょう。
毛の薄い、濃いは生まれつき個人差がありますが、まったく体毛の生えていない人はほとんどいません。
じつは体毛には、皮膚を保護し、体温を調整するという重要な役割があります。
つまりワキの下など毛が密集している場所は、皮膚が薄く、刺激に弱い部分。
このような敏感な部分のムダ毛を下手に処理するということは、処理の方法によっては肌に大きな負担をかけてしまいます。
そのため、ムダ毛処理の前後にキチンとケアをし、肌の負担を軽くしてあげることが必要なのです。

あなたの肌は大丈夫?
ムダ毛処理前の注意点

肌の状態をチェックして、なるべく肌の負担を少なくするため、処理の前は次のことに気をつけましょう。

○清潔にする
炎症を防ぐため、処理する前に肌をキレイに洗い、しっかり水分を拭き取っておく

○薬剤が肌に合うか
薬剤を使うときは、事前に肌に少量塗って、かぶれや刺激を感じないかどうか確認する

○肌を保護する
かみそりを使うときは、角質層を守るためにクリームを塗る。
石けんは肌を乾燥させるため避けて

☆ムダ毛処理は計画的に
海水浴などのレジャーに出かける場合、事前にムダ毛処理を行い、肌を休ませる時間を十分に取りましょう

キレイに処理するために
肌の状態を調べよう

ムダ毛処理の前に、肌の状態をチェック。
下記の項目に1つでも当てはまる場合、ムダ毛の処理はお休みしましょう。

□湿疹やできものができている
□肌が乾燥してカサカサしている
□日焼けで肌が赤くなっている
□月経前で肌が不安定になっている

☆ストレスで毛が濃くなる!?
体毛の濃さは男性ホルモンの影響ともいわれている。
ストレスを感じると、女性ホルモンと男性ホルモンのバランスが崩れ、ムダ毛が濃くなることも……?

部位や体質に合わせてチョイス
ムダ毛処理の方法

ムダ毛の処理には左記のような方法があります。
処理にかかる時間や、効果、肌への負担などもそれぞれ異なるため、体質や部位に合わせて処理を行いましょう。

○カミソリ
一番手軽で簡単だが、長持ちしないためこまめな処理が必要。
剃ったあとの断面が目立ち、次に生える毛が濃く見えることも

○除毛クリーム
ムダ毛を溶かす方法。
脱毛のような痛みがなく、毛先がまるくキレイな仕上がり。
ただ、薬剤を使うため敏感肌の人は避けて

○脱色
脱色剤を使い、ムダ毛を金色に脱色する。
ワキのような濃く太い毛には向かない。
比較的長持ちするが、黒い毛が伸びると不自然に見えることも

○毛抜き、脱毛テープ
痛みを伴うが、長持ちする方法。
次に生えてくる毛が、表皮の下に生えてしまう「埋没毛」になりやすい。
無理に引っかくと炎症の原因に

処理した後は、
しっかりアフターケア

ムダ毛を処理したあとは、肌トラブルを防ぐため、キチンとアフターケアを行うことが大切です。
処理後、肌がピリピリしたり、赤く炎症が起こったなど異常が見られた場合は、早めに皮膚科を訪れること。
市販の薬は症状に合わないこともあるため、きちんと医師の診断を受けましょう。

○冷やす
脱毛後やシェービング後にほてりを感じる場合は肌を冷やすこと。
冷水に浸したタオルを固くしぼり、処理箇所に当てる。

○肌をいたわる
脱色剤や除毛クリームを使ったあとは、薬剤が肌に残らないようシャワーで丁寧に洗い流し、乳液やクリームで保湿を。
シェービング後も保湿を忘れずに。
毛を抜いたときは、毛穴をふさがないオイルフリーの化粧水が◎。

○刺激を避ける
肌が敏感になっているため、紫外線対策は重要。
日焼け止めが刺激になることもあるので、長そでを着たり、帽子や日傘を使って。
制汗スプレーなどの使用も控える。
また、海水浴も2~3日は避けること。

☆ムダ毛処理でニオイもケア
毛が密集しているところは、汗をかきやすく細菌も繁殖しがち。
マメにムダ毛の処理を行えば、ニオイも少なくなるはず

お答え

自分でムダ毛処理をすると手間がかかるため、クリニックで処理してもらおうと考えています。
どのような方法があるのですか?

新ガールズクリニック

クリニックでは、レーザーを用いた脱毛を行っています。
黒いメラニン色素だけに反応するレーザーを皮膚に当て、毛根部を破壊する方法です。
痛みも少なく、身体のあらゆる部位の脱毛が短時間で可能です。
一度クリニックにご相談ください。

戸佐 眞弓

形成外科・皮膚科医
戸佐 眞弓

11月3日生まれ。東京女子医科大学卒、医学博士。東京女子医科大学 形成外科学教室、帝京大学医学部附属病院 皮膚科学教室を経て、まゆみクリニックを開業。専門は、ピーリング、レーザー治療、脱毛レーザー、スキンケア。