新ガールズクリニック

どんなお仕事だって、資本は自分。からだとこころの気になるお悩み、ガールズクリニックで解決しちゃいます!

バックナンバー

新ガールズクリニック

第40回 ニオイ対策
タイトル夏が近づくにつれ、気をつけたいのが汗のニオイ。
電車やエレーベータなどの密室や、好意を寄せている彼の前では特に気になりますよね。
今回はそんな汗のメカニズムや、ニオイの対策についてお話しします。

監修/戸佐眞弓(まゆみクリニック)
イラスト/トシダナルホ

女のコの大敵!
でも重要な役割をもつ汗

暑いときや、緊張したり、ドキドキしたときなどに、身体中からジワジワとわき出てくる汗。
メイクも崩れるし、ニオイも気になりがちです。
しかし、実は汗には、身体の熱量のバランスを取り、体温を調節して一定に保つという、とても重要な役割があります。
汗は、エクリン腺、アポクリン腺という2種類の汗腺から分泌され、それぞれ汗の種類や成分も異なります。
暑いときや運動をしたときにかく汗は、「温熱性発汗」といい、その多くはエクリン腺から分泌されるもの。
また、緊張したときに手のひらや脇の下など、局部的にかく汗を「精神性発汗」と呼びます。

(エクリン腺とは)
体温調節を行うための汗を排出する汗腺で、唇やつめ以外の身体のほとんどに分布。
人間の身体には平均して350万個ほどあるが、活動しているのは半分程度。
エクリン腺から分泌される汗は99%以上が水でできている。

(アポクリン腺とは)
ほとんどが脇の下に存在し、外陰部や耳の穴など身体の限られた部分に分布。
アポクリン腺の数は人により異なり、ニオイの原因となる汗を分泌する。
たんぱく質、脂質、尿素、アンモニアなどの成分が含まれ、粘り気があるのが特徴。

これで解決!
ニオイの原因と予防法

汗をかいたときに気になるのが、やはりニオイ。
ところが、汗自体は弱酸性無色の液体のため、もともとニオイはありません。
しかし、アポクリン腺から分泌される汗は、空気に触れると変質しやすく、皮膚表面の皮脂やさまざまな細菌により分解され、独特のニオイを発するようになるのです。
また、タバコは服や髪にニオイがつくだけでなく、体臭にも影響が!
ニコチンには2つの汗腺を活発にする作用があるため、汗の量が増える原因になってしまいます。
もちろん内蔵機能を低下させる悪影響もあるため、気になるのなら禁煙をおすすめします。

(ニオイの予防法)
汗をかく前、かいたあとにキチンとケアすることで、ニオイはずいぶん抑えることができます。
下記に注意して、毎日を快適に過ごしましょう!

対策(1)肌を清潔に
汗をかいたら、濡れタオルや市販のウエットタイプのシートでふき取る。
家に帰ったらしっかりせっけんで洗うこと。
温水シャワーのあとに冷水を浴びると毛穴が引き締まり◎

対策(2)食生活
乳製品や肉類といった動物性脂肪は、体温を上昇させる働きを持つ。
そのため汗が出やすくなり、皮脂分泌が過剰となりやすいので、なるべく控えて

対策(3)衣類
薄手で通気性のいい衣類を着用。
また衣類に汗が付くのを防ぐため、肌着を着用すること。
下着は綿のような、吸水性と乾燥性にすぐれた素材のものを選んで

対策(4)制汗剤、消臭剤
外出前には肌に直接塗るもの、外出先では制汗スプレー、お風呂上がりはパウダータイプなど、場所によって使い分けると◎。
必ず肌を清潔にしてから使用すること

★頭皮のニオイケア★
夏場特に気になるのが頭皮のニオイ。
頭皮はエクリン腺が多く分布しているため、汗をかきやすく、周囲のニオイを吸着しやすい場所。
シャンプーをしっかり行い、洗髪後に必ず髪を乾かすことが重要!
また、頭皮をマッサージするのも効果的

どうしても気になる……
そんなときは手術という方法もアリ

どうしても、脇のニオイが気になる……という場合は、手術という方法もあります。
手術は一般的に、皮膚を切開してアポクリン腺を取り除く方法。
形成外科、美容外科、皮膚科などで行っています。
入院の必要がない場合もあり、比較的簡単で成功率の高い手術です。
ただし、実際はほとんど気にならないのに、「自分がわきがではないか……」と思い込んでいるケースが多いのも事実。
まずは手術の前にチェックして、しっかりと医師に相談することが大切です。

★下記項目をチェック!
当てはまる項目が多ければ多いほどわきが体質の可能性が。

□耳アカが湿っている
□脇の毛が濃い
□下着やシャツの脇の部分が黄ばむ
□親がわきが体質だ
□脇の下に汗をかきやすい

お答え

暑くなると、脇のニオイが気になります。
毎日シャワーを浴びて清潔に保っていますが、そのほかに注意することはありますか?

新ガールズクリニック

ニオイ対策には、ムダ毛の処理も重要です。
脇の毛を生やしたままにしてしまうと、細菌の巣になりやすく、ニオイの原因にもなるため、こまめにケアすることが大切です。
かみそりやクリームを上手に使えばセルフケアでも問題ありませんが、肌のトラブルが気になるという人は、サロンでケアをすることをオススメします。

戸佐 眞弓

形成外科・皮膚科医
戸佐 眞弓

11月3日生まれ。東京女子医科大学卒、医学博士。東京女子医科大学 形成外科学教室、帝京大学医学部附属病院 皮膚科学教室を経て、まゆみクリニックを開業。専門は、ピーリング、レーザー治療、脱毛レーザー、スキンケア。