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スペシャルインタビュー

琥珀うた
2010年にAVデビューして以来、テレビ番組でも活躍している琥珀うたさん。
「AKB48の前田敦子似!」と騒がれ、AVの世界では知らない人はいない人気女優。
そんな彼女のお仕事のポリシーとは?
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琥珀うた
毎日違う人に会えて、毎日違うことをする。
それがすごく楽しいんです。

——まず、デビューのきっかけを教えてください。
「まわりにAVやってる友達が何人かいて、話は聞いてたんです。もともとAVが好きで超見てたし、紋舞らんちゃんのファンだったし(笑)。興味もあって、イヤだったら辞めればいいやって思って、ノリと勢いでやってしまいました」

琥珀うた

——じゃあ、友達もやってたし、そんなに不安はなかった?
「不安はありましたけど、まぁ『どうにかなんべ!』みたいな(笑)」

——実際にやってみて、どう感じました?
「怖い業界だと思ってたんですよ。ヤクザみたいな人がいっぱいいて、監督には怒鳴られてみたいな。でも違ったんですよね。『あれ? 楽しくね?』って。この仕事って、毎日違うところに行けて、毎日違う人に会えて、毎日違うことするじゃないですか。それが楽しくなっちゃって。最初は1年で辞めるつもりだったんですけど、うっかりもう2年やってますね」

——それだけ楽しかった?
「ハイ。私、変化のない生活が好きじゃないんですよ。AVは普通に生きてたら出会えないことばっかりだから、刺激的で本当に楽しいです」

——この世界に入る前は、セックスの経験はけっこうあったんですか?
「そうですね。いわゆる『ヤリマン』でした(笑)。15、16歳のときからそんな感じでしたね。『とりあえずチンコあったら入れればいいや』みたいな感じで」

——それは興味が強くて?
「興味本位もあったんですけど、AV見てると『なんで女優さんは、こんなに気持ちよさそうにしてるんだろう?』と思ってて……。『もしかしたら私も、数打てばこれぐらい気持ちよくなれるんじゃないか?』みたいな感じです。ま、2回目ですぐ気持ちよくなっちゃったんですけどね(笑)」

——プライベートでのセックスと、AVのセックスの違いって感じますか?
「カメラがどこにあって、どっちから撮られてるのかとか、頭がフル回転するのがAVの撮影なんで、本当に気持ちいいときもありますけど、基本、頭使いますね~」

——そういうプロ意識は、やってるうちに芽生えてきた?
「最初はただカメラが気になるっていう程度だったんですけど、できあがった自分の作品を見てみたら、つまんなくて途中で寝ちゃって、最後まで見られなかったんです。それで『これじゃダメだ』と思って、どうやったらよくなるか、いろいろ考えてやるようになりましたね」

——AVではかなり過激なプレイもされてますが、仕事をする基準は?
「食わず嫌いは自分の世界を狭めるだけ。やりもしないで嫌だと決めつけるのはよくない。あと、ギャラで仕事を選ばないこと。仕事が来るだけでありがたいことなんで、ギャラで仕事を上だとか下だとか、そういうふうに考えないことですね」

——AV女優の仕事は、事務所選びも大切なポイントだと思うのですが、今の事務所でよかったと感じるのは、どんなところですか?
「うちは少人数なんで、本人のペースに合わせてマネジメントしてくれます。事務所選びもそうだけど、まずは自分がしっかりしていることも大事。それがないと、どこの事務所に行っても同じだと思いますよ。でも、もし合わなかったとしても、また別の事務所を探せばいいんじゃないかな」

——今後はどんな感じでお仕事していきたいですか?
「マイペースに。好奇心が旺盛なんで、今までやってないことやってみたいですね。監督もやってみたい。あ~、まだAVでやりたいこといっぱいあるな(笑)。とりあえず『お前、もういいよ』って言われるまで頑張ろうかなと思ってます」

——では最後に、この世界を目指してる女のコにアドバイスお願いします。
「え~、私そんなこと言える立場じゃないですよ(笑)。AVの仕事って、朝早いし、夜遅いし『うわっ、何だよ!?』って思うこともあるけど、でもやっぱりできあがった作品を見ると感動するんですよ。なので、興味のある方はぜひこの業界に入って、私と共演しましょう!」