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スペシャルインタビュー

みひろ
2010年に人気絶頂のうちにAVを引退し、本格的にお芝居の道へ進んだみひろさん。
舞台での活躍や、自伝『nude』の映画化やマンガ化など、順調に活躍している近況を聞かせてもらいました!
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みひろ
不安も迷いもあったけど最後に決めるのは自分。
すべての出会いを大事にしたい!

——最近はどんな感じで毎日を過ごされてるんですか?
「舞台のお仕事が多いですね。一度舞台に入ると、稽古が1ヵ月ぐらいはあるので、毎日通ってます」

みひろ

——本格的にお芝居を始めて、どうですか?
「前の仕事だと、私が一人だけキャストとしてその場にいて、グラビアやAVを撮影してもらう、っていう形でしたけど、今はまわりに表現する仲間がすごくたくさんいて、アドバイスしてもらえる。新鮮だし、刺激もたくさんもらえて、今までとは違う環境に来たなって感じますね」

——演じること自体のおもしろさは感じてますか?
「うん、おもしろいです! それは変わらないです」

——役に入り込んでしまって、切り替えができなかったりしませんか?
「全然ないです。終わったら『じゃあ飲みに行こ~!』ってパキッと切り替わります(笑)。短期集中型なんでしょうね」

——AVのお仕事をされてたときと、生活面で変わった点はありますか?
「身体を見られなくなったので、絶対に前よりは身体のラインを意識しなくなってきてると思うんですよ。なので、ラインが崩れないように気をつけてます」

——自分でやりたいと思って選んだお芝居の道に進んで、気持ち的にはどうですか?
「前の仕事のことを思うと、『あ、そっかそっか、こんなことしてたんだ私!』みたいな感覚になりますね。忘れはしないですけど、感覚的なものが相当変わってきていると思います。昔はエロ本が目の前に置いてあったら平気でピラピラ~ッと見て、『あ、このコかわいー!』とか言ってたんですけど、今はちょっと手に取るのが恥ずかしいなとか(笑)。そういう感覚になりつつあります。まひしてた感覚が、だんだん以前の状態に戻ってきたのかな?」

——みひろさん本人が楽しめるお仕事ができているし、それに充実感も得られていると。
「そうですね。そういう好きなお仕事をして食べていけるのが、私にとって一番幸せなことなので」

——もし今、引退前の悩んでる自分に対して何か言えるとしたら、何を言ってあげたいですか?
「辞めても人はどんどんつながっていくから、人とのつながりを大事にすれば大丈夫だよって言いたいかな。一回だけのお仕事でも、そのお仕事をしたことによって、『じゃあ、別のお仕事でもご一緒しましょう』っていう形で次につながっていくことも結構あるんです。いい仕事をして、認めてもらって、それが次につながるっていうのが一番うれしいことだし、すべての出会いを大事にしたいですね」

——読者の皆さんの中にも、自分の進路のことで迷っている人は多いと思うんですが、アドバイスをいただけませんか?
「やりたいか、やりたくないかっていう自分の素直な気持ちをきちんと見つめ直して、もし少しでも『やりたい』と思うんだったら、それを信じてやってみるほうがおもしろいんじゃないかなって思います。ちょっとした可能性に全力を注いでみようと思えることが大事なんじゃないかな。人に相談しても、結局最後に決めるのは自分だから、自分自身の『やってみたい』っていう気持ちが大事だと思いますね。私自身がそうだったので、そう思います。自分の選択に悔いはないですよ」