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スペシャルインタビュー

大城かえで
大人っぽいボブヘアがカッコいい、AV女優の大城かえでさん。
デビューしてわずか1年で優れた演技力や素質を発揮し、業界外からも高い評価を受けているかえでさんに、お仕事のことを聞いてみました!
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大城かえで
小さい頃から憧れていたAVの世界。
「やりがい」や「おもしろさ」があるから楽しみながら続けられるんです。

——AVのお仕事を始めたきっかけは何だったんですか?
「小さい頃から憧れがあったんです。恥ずかしいんですけど、小学生の頃に父親のエッチなビデオを見て、衝撃を受けて(笑)。ずっとそれが心の片隅に残ってて、成長するにつれて『自分もやってみたい』と思うようになったんです。単純にエッチなことをしたい気持ちもあったし、人に見られてみたいとか、好奇心とか……。AVの世界にいろんな興味や願望を持ってましたね」

大城かえで

——子供の頃からの憧れだったんですね! どういう経緯でデビューされたんですか?
「最初は自分で求人誌を見て探しました。それまでキャバクラや風俗の仕事をしてたんですけど、やっぱりどうしてもAVの仕事がしたくて。でも、当時は名古屋にいたので、なかなかプロダクションがなくて、最初に面接に行った事務所から人を介して今の事務所を紹介してもらって、という経緯でデビューが決まりました」

——事務所選びはどういうところを重視して決めましたか?
「ネットでいろいろ調べて、中にはよくない事務所もあるといううわさを聞いていたんですが、実際に事務所に行ってみると、雰囲気でわかりますよね。バンビ(現在の事務所)はすごく人の雰囲気がよかったので安心しました。『どうしよう』と一人で悩んでいるより、私は実際に面接に行って、人や雰囲気を見て決めました」

——憧れだったこのお仕事を、実際に体験してみてどうですか?
「人に見られたいという願望もかなえられたし、プライベートではできないシチュエーションや、メイクや衣装も体験できて、充実してます。『私のことを見てくれている人がいる』ということで、自分に女としての魅力があるんだと自信も持てるし、撮影されることで自分の見せ方、男の人がよろこぶ見せ方のコツもわかってきました」

——今はAVの女優さんも多くて、お仕事やチャンスに恵まれない方もいますが、かえでさんのようにコンスタントにお仕事をして、映画やドラマにも活動の場を広げるには、どういうことが大切なんでしょう?
「演技は昔から好きなので、好きでやってる部分が大きいのかもしれません。あとはAVの枠にとらわれず、チャンスがあればピンク映画でもなんでもチャレンジしてみるとか、ほかの女優さんがしないことをするのが大事なのかなと思います。私はAVで言葉責めができると仕事の幅が広がると言われたので、アニメやマンガで言葉のストックを増やしたり、気になる言葉があればケータイにメモして使ってみたり、試行錯誤して身に付けましたけど、実際に仕事は広がりましたね」

——この仕事に自分が向いてるなと、思う部分はありますか?
「私は風俗もAVも経験してきて、どちらにもそれぞれのよさや難しさがあると思うんですが、AVが好きなので体感的に楽に感じますね。でも、簡単に稼ぎたいとか、お金だけが目的だと、AVは割に合わないと感じる人もいると思います。AVは撮影現場では基本的にお姫様扱いしてもらえますけど、一日の撮影時間も長いし、いろんな役柄や演技を求められる。仕事を続けていくには監督さんの撮りたいものを的確につかんで演じることが必要ですし、ただ目をつぶってアンアン言ってればいいわけじゃない。自分なりに、やりがいやおもしろさを感じられないと、どんな仕事でも続けていくのはつらいですよね。私はもともとエロに対する探究心があるし、AV女優として自分をエロの対象に変換して、臨機応変に化けていくのが楽しいんです」

——読者の方にメッセージをお願いします。
「『やりたい』と思ったらすぐ動くこと、自分を大事に扱ってくれる事務所を選ぶことですね。今は男の人の趣味嗜好も多様化していて、求められる女性のタイプも広がってきてます。自分に求められているものを的確につかめば、誰にでもチャンスはあると思います!」