戻る

スペシャルインタビュー

春野さくら
着エロアイドルからAVレーベル「人間考察」初の専属女優としてデビューした春野さくらちゃん。
ボランティアでエチオピアの孤児の里親にもなっているという彼女の、お仕事に対する考えや、デビュー直後のドキドキな気持ちを聞いちゃいました☆
バックナンバーへ
春野さくら Debut★
私は私。誰も代わりにはなれない
―――そんな“特別な存在”になりたい。

——こういうお仕事には、いつ頃から興味があったんですか?
「子供の頃から人前に出るのが好きで、最初は名古屋でパチンコ屋さんのイメージガールをやってたんです。でも、名古屋にいるとなかなか東京の仕事は受けられない……。そう思ってからの行動は速かったですね。すぐ引っ越しを決めて、いきなり東京に来ちゃいました(笑)。それからいろんなチャンスがもらえるようになって、グラビアや着エロのお仕事をするようになりました」

春野さくら

——AVのお仕事をすることに抵抗はありました?
「そうですね。昔はやらないつもりでした。自分はそこまで踏み込めないと思ってたし。でも、AV女優のブログを見てたら考え方が変わりました。昔はAV女優って、AVだけの仕事だと思ってたんです。でも今は『おねだり!! マスカット』とかでテレビにも出てるし、歌や本を出したり、サイン会やイベントで全国を回ったり、幅広く活躍してる人が多い。それを見てるうちに『私もこんなふうにお仕事してみたい』と憧れるようになったんです」

——初めての撮影はどうでしたか?
「やっぱり最初はすごく恥ずかしかったですね。男の人と人前でするっていうのは人生で初めてだったし……。でも、みなさんすごくしっかり『仕事』として動いてらっしゃるので、こっちも プロとしていい作品を作らないと!って思えました。監督さんとかコワイくらい真剣で、ドアを開けるシーンだけで10回以上撮り直しになったりして(笑)。それくらい、真面目にいい作品を作ろうとしてくれてるんだなって気持ちが伝わってきて、頑張れました」

——プライベートでの恋愛経験は、どんな感じですか?
「付き合うとけっこう長いので、あまり経験は多くないんです。でも、恋愛にそんなに気力や体力を使いたくないタイプですね。無理な恋愛とか、泣くような恋愛はしたくないし、ドロドロの恋愛とか絶対にイヤ!(笑)つらい思いをするぐらいなら、恋愛自体せずに、平和に過ごしてるほうがいいです」

——エチオピアの孤児の里親になっているそうですが、そういう活動には、いつ頃から興味を持ったんでしょうか?
「オーストラリアに留学したときに、貧富の差がものすごくあることを実感してから、そういうことを考えるようになりましたね。子供が好きなので、誰かが手を差し伸べることで、少しでも夢をかなえられる子たちが増えるんだったら、自分もしてみたいとずっと思ってました」

——AVも、孤児を救うために始めたところもあると聞きましたが。
「そうですね。寄付したいのももちろんですけど、AVに出て自分の名前を知ってもらうことで、影響を受けて『自分もやってみよう』って思ってくれる人が増えるといいなっていう気持ちで、AV出演を決意した部分もあります。今話題のタイガーマスクみたいに、いい影響が出てくればいいなって(笑)」

——このお仕事を始めて、想像と違ったことはありますか?
「外から見るほど、華やかな世界ではない部分もありますね。厳しい言い方だけど、代わりはいくらでもいるんです。だからこそ、『いなくなっても代わりがいる』と思われないような、特別な存在になりたいと思って頑張れる。大変なこともありますが、この仕事が好きなので、全然苦にはならないですね。私、この仕事が天職だと思うんです。親にもAVのこと話して『天職だと思う!』って言ったら、最初はちょっとあきれられました(笑)。『今しかできないこともあるから、カラダに気をつけてね~』なんて今は言ってくれてますけど」

春野さくら

——最後に、『てぃんくる』読者の女のコたちにメッセージをお願いします!
「人前で裸になることで、心もカラダも磨かれます!やりたいと思うなら、自分で納得できるような仕事の仕方で頑張っていけばいいんじゃないかな。自分が楽しくやれる範囲で、後悔のないように!」