聞き書き彼女たちのセックス

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CASE 10-2/4
白井 真奈美(21歳)
プールインストラクター兼
AV女優兼イメクラ嬢 埼玉県出身

この体が私の人生を開いてくれる、そう思ってた
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体験人数は3年間で100人近く
「初体験ですか? 遅いんです。18なんですよ。でも21歳の今までで、体験人数は100人近いです。遅咲きのせいでブレイクし過ぎちゃったのかな」

 真奈美ちゃんの外見と、体験人数がまったく一致しないのでびっくりした。真奈美ちゃんは本当にフツーの可愛い女の子だ。なのに体験が100人? 

「AVに出たからかな……。まあ、そこまでにはいろいろあるんですよ。じゃあ、まずは処女を失うまでの、18年からお話ししますね」

 彼女は性の目覚めは遅いほうだったという。小さい頃は太っていたし、おてんばだったので、自分が女だとか、そういうことを意識することはほとんどなかった。埼玉でも群馬に近い田舎の町で育ったので、小さい頃は表で泥んこになって、男の子と遊ぶ生活。「まるで山猿でしたね」。

 たまにエッチな本を山や空き地で拾って、男の子たちとキャーキャー言いながら読んだ。けれども男の子に変なことをされた覚えはない。

 一番古い性的な体験はバービー人形だったという。

「暗いところで脱がして、乳首や割れ目をチョークで描いて遊びました。なんか、すごくドキドキしましたね。男の子よりも、女の子の体に興味があった。でも自分というのではなく、あくまでお人形にエッチなものを感じてた。でも、それがだんだん自分の体と一体化してくると、こんどは自分の体をお人形にして遊びたくなる。妹がまだ赤ちゃんなんで、何もわからないだろうと思って。お布団の中に呼び込んで、乳首を舐めさせて遊びました」

 なかなか官能的な幼稚園生だ。

「その後は小学校5年生のときの林間学校で、みんながエッチな形に手を動かして。片方の手の親指と人差し指を使って丸を作り、その間に逆の手の人差し指を入れるやつ。あ、性的なことだなってすぐわかりました。その頃にはセックスって、穴におちんちんを入れるんだって、わかってましたね」

バンドマンとの初体験
 本格的に色気づくのは中学1年の頃。体がだんだん痩せてきれいになってきて、仲間とは違う感覚で仲のよい男の子ができ始める。でもこの頃はまだセックスには至らなかったという。

「昼休みとか放課後の部活動の終わった後、部室に呼び出されて途中まで脱がされたり、乳首舐められたりしましたね。それはそれで衝撃的で。でもつきあわないなって、わかってた。彼は彼女いましたから。だから彼は体験してたのかもしれない。それとも彼女で体験できないことを私にしたのか、わからないですけど」

 彼女は現実が追いつかない分を、妄想で埋め合わせる。

「オナニーはやっぱり中学生からですね。始めたの。鉛筆をあそこに入れるんですよ。でもあんまり尖ってると痛いから、なるたけ丸まったのを入れて。20センチくらいの長さのものが入っちゃうからすごいって思って。入れたまま家族と食事とかするとドキドキしました。で、またそれを取り出してしばらく筆箱に入れて匂い嗅いだり(笑)。結構興奮しました。これが」

 やっと初体験ができるのは高校3年生だ。セックスなしでつきあった最初のBFに紹介された、ビジュアル系の色白のバンドマンを大好きになってしまったのだという。

「うちの父はすごく堅い人で家庭も厳格。そんな中で夜中にデートするなんて、ほぼ不可能な家庭環境ではあったんですけど。彼に誘われて、どうしても会いたくて、布団の中に枕を仕込んで、夜中に彼の部屋に忍んで行きました。

 彼は私を処女じゃないと思っていたみたいで。『処女じゃないんでしょ?』と言いながら入って来ようとしました。私は『避妊してね』って言うのが精一杯。でもお互いにコンドームは持ってなかったので、お腹の上に出してもらうのがやっと。挿入に40分以上かかって、大量に出血したので、彼は処女だと認めてはくれたんですけど…。その後うっかり翌日の昼まで二人で寝てしまって。彼の親にはバレるわ、うちの親にもバレるわで大騒ぎ。素敵な思い出になるはずの処女喪失が痛いものになっちゃいまして。彼とはそれっきり。もともと彼女は別にいる人だったんで。そんな嫌な思いをしてまで私とまた会う意味は、彼にはなかったんですよね」