小室友里の聞かせてプリーズ

琴の演奏会で袴姿で尺八を奏でているお兄様に萌えっ。いいよねぇ。男の伝統着。
あれはイケメンじゃなくてもイケメンに見えるわ…。さて、今月は川崎・川崎性感マッサージ倶楽部のみおさんにインタビューしてきました。

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第81回 みおさん(23)
名前:みお
生年月日:1988/08/30
年齢:23歳
星座:乙女座
血液型:B型
趣味:映画鑑賞、ローラーブレード
お仕事歴:1年
出勤:3~4/週
月収:55万/月
所属店舗:川崎回春性感マッサージ倶楽部
http://www.kk-citta.net/recruit/
求人専用ダイヤル:0120-956-370
        :044-245-5493
  「正真正銘のマッサージ店です。わからないこと、気になること、不安なこと。何度でも聞いてください。
元在籍嬢が細かいことまでお答えします。将来エステシャンとしての道も開けるよう、サポート体制も整えています」

初めてのお客様の時は、緊張でパニくっちゃいました!

●風俗を始めたきっかけは?
「大学の学費を返済しなくちゃいけなくて、それで風俗に」

●学費というと、奨学金?
「親にも借りて入ったんです。最初は普通のアロマエステでセラピストやってたんですけど、なかなか返済が終わらなくて。で、はじめは名古屋の性感マッサージ倶楽部で働いてたんです」

●どちらも同じセラピストだけど、風俗は性的サービスでしょ? 抵抗なかった?
「元々エッチなことが好きだったし、風俗にも興味があったし、エッチな部分でも勉強になるかなっ~て(笑)。フツーにエッチしてると男の人から攻められることが多いじゃないですか。でも性感は女の子から攻めていくスタイルですよね。どうしたら男の人を気持ち良くさせられるのか、多分勉強出来るだろうなって。ただ、サロンのお客様と客層が違うかもな、とは思ってて、そこだけは緊張してましたけど、意外とフツーですね。女のお客様がいなくなっただけで」

●性感マッサージ以外の職種は考えた?
「面接も行ったんですけど、もうちょっとソフトな…。自分的に脱ぐこと、軽く触られることまではOKかな~、と思ってて。そんなときに性感マッサージ倶楽部を見つけたんです」

●実際お仕事してみて、印象と違ったところは?
「イメージしてたよりいいです! お触りNGって言ってるけど、本当は触られるんじゃないの?って内心疑ってたんです。でもお客様を気持ち良く満足させられるようになると、むやみに触ろうとする方もいないんですよね。皆さん紳士的だし」

●触り慣れるとはいえ、初めてのサービスは緊張したでしょう?
「マッサージよりも、他のサービスのところが緊張しました。うちは待ち合わせ型なんですけど、見ず知らずの人と初めて会って、どうやってエスコートすればいいのかって」

●そういうのも講習で教えてくれるんでしょう?
「全部教えてくれて頭に入ったつもりだったんですけど、初めてのお客様の時は緊張でパニくっちゃいました。プレイはなんとか(苦笑)」

●初対面の男を裸にするって、どう?(笑)
「エッチなことは嫌いじゃないんで楽しかったです(笑)。ただ、どうやったらイカせられるのかなって。実は手でシたことってそんなになかったんですよ。だからフィニッシュでマゴマゴしちゃって(汗)。お客様に強さとか、ポイントとか聞きながら」

●前職でのコミュニケーション力が生かされるね。
「セラピストとしての技術もそうだけど、お客様と楽しくお話できた時のほうがリピートしてくださるんですよね。技術がないうちはキャラでカバーみたいな(笑)。風俗も性格の合うお客様が返ってくる気がしますね。だから一緒にいて楽なんです」

彼氏は「信用してるから」って、この仕事を理解してくれてます。

●そう言えば、元々は名古屋で働いてたって言ってたね。
「出身が中部のほうなので名古屋まで出て働いてたんですけど、彼氏の転勤で東京に出てきたんです。ま、ついてきちゃった感じかな?」

●じゃ、お仕事のことは?
「知ってます。付き合う前から仕事の話はしてたので。意外に抵抗がなくて、こっちがビックリしちゃいました」

●仕事の話する時って、相手のリアクションがわからなくてビクビクしない?
「最初は家族や友達にも黙って仕事することにプレッシャーを感じてて。誰かに相談したくて唯一話せたのが彼氏でした。合わないお客様の接客をした時のグチとかも聞いてもらって」

●その時は彼氏じゃなくてお友達だったんだよね? 彼氏になったらヤキモチやかれなかった?
「覚悟してたんですけど、それもなくて。仕事の内容も『信用してるから大丈夫』って。今でもお客さんとのやり取りを普通に話しますね。イヤだったとか、楽しかったとか」

●イヤな顔しないんだ~…
「全然。私がイヤな思いをしないで楽しく仕事出来てるほうが安心するって。理由もなくただ働いてるなら反対するけど、ちゃんと理由があるからいいって。受け身じゃないサービスだからっていうのもあるのかな」

●彼氏、理解あるね。いくつなの?
「8つ上です。私の話を聞いてくれて、私の立場で考えてくれるんです。安心感あるし、包容力あるし。昔からなんですけど、いつも年上の人を好きになるんですよ。同年代だと友達になっちゃって恋愛にならないというか。自分の年代の男の子って、気があってもなんにもしてこないんですよ。内気っていうかね」

●ところで、親御さんから借りたお金はもう完済したの?
「名古屋の頃から考えればもう返してるはずなんですけど、計算違いをしてたみたいで、まだなんです。自分では200万だと思ってたのが、実は400万で」

●きびしー!!
「彼氏の転勤もあったけど、借金が倍額だったことが分かって、川崎店ならもっと稼げるんじゃないかと思ってこっち(川崎店)に来たのもあるんです。本当だったらもう普通のサロンに戻ってちょっとづつ返していこうかなって思ってたんですけどね」

●この仕事で返済してるって、知ってるの?
「知らないです。そんな話したら泣かれるかも。でも妹にはバレちゃって。妹の友達にキャバで働いてるコがいて、水商売とか風俗の女の子が書いてるブログで私のことを見つけたらしいんです」

●顔出ししてる分、バレるリスクってあると思うんだけど…
「案外バレない感じですよ、私は。あ、名古屋の時に高校の同級生を接客したことがあるけど」

●え!? 同級生!?
「高校なんてスッピンだから、化粧したら全然わかんなかったらしくて。『元同じクラスだよ!』って言ったら、相手の方がめちゃめちゃ驚いてました。最後はノリノリでフィニッシュしてましたけど(笑)。やっぱり顔出しすると指名率が違うんですよね。特にネット新規のお客様からの指名が。バレの問題で一番ネックになる彼氏がもう知っちゃってるんで、それも大きいと思います」

風俗の仕事が、もっと明るいプラスなイメージになればいいな。

●ところで、このお仕事はどんなところが楽しいかな?
「1年たって接客も上達してきて、お客さまが気持ち良さそうにしてくれてることが増えたことです。すごい悶えてくれる人とかだと嬉しくて頑張っちゃう」

●逆にこれは困るなぁってことは?
「Mっ気が強すぎる方で、パンチグローブ持ってきて『時間中、これで僕を殴ってください』ってお願いされたこと。マッサージするより全然疲れました。本当に無理なことはお断りするけど、私もやってみなきゃわからないし、出来そうな範囲ではとりあえずやってみようと思って。でも『失神するまでお願いします』って言われた時にはさすがに(苦笑)」

●お願いするお店が違うね(笑)。
「そういうお客様って、そんなことしなさそうな普通のコに殴って欲しい願望があるんです。本物のお店はもう飽きちゃったから、って。僕が倒れても高貴な笑いで見下して欲しいって、リクエストされました(笑)」

●そういうことを経験して、このお仕事のイメージって変わりました?
「むしろこういう仕事がもっと注目されてもいいんじゃないかなって。働いてる女のコはみんな明るし、普通の会社みたい。日本だと風俗ってマイナスなイメージでしょ? もっと明るいプラスなイメージになればいいのになって。私もエロに関してはオープンだし、相手が困らなければ仕事のことは話していいって思ってます。親に言わないのは、やっぱり心配かけちゃうと思うからで」

●やめたいと思ったことはないの?
「ありますよ~! でもお店にきて接客すると楽しくなっちゃって、それも忘れちゃうみたい。そんな感じで続いてます。自分でも気持ちのアップダウンは結構あるほうだから、ストレスを感じるとじんましんが出ちゃうんです。店も『こういう仕事だからアップダウンがあるのは仕方がない』『しっかり休んで気持ちが前向きになったらまた頑張りましょう』って言ってくれるんで助かってます。彼氏の力も大きいですね。親や友達に言えない分、聞いてもらってるのって大きいと思う」

●もし辞めたら、お給料が半分以下になるわけじゃない?
「戻ったら自分の生活だけで精一杯になっちゃう。お金貯めるコが多いのも、いきなり一般の生活は出来ないって分かってるからじゃないのかな。自分の周りは目標金額を決めてて、達成したらやめるコが多いかな」

●みおさんが辞めようと意識したきっかけは?
「彼氏との結婚話が出た時。相手の親に仕事のこと、なんて言おう?って考えたら早めに辞めておいた方がいいのかも?とは思った。彼氏にも相談したら『オレがそれも知ってて付き合ってるんだから、今すぐ辞めなくても大丈夫』って。それで考え直して」

●結婚したら、お仕事は?
「う~ん、そこなんですよね。まだ完済してないんで続けると思います」

●いろいろお話を伺いましたが、みおさんにとって風俗ってどんなところでしょうか?
「いろんな勉強をさせてくれる場所です。どんな仕事でも勉強だと思うんですけど、この仕事でいうなら、自分を高めるってことかな。ある意味人気商売だと思うので。だから自然とみんな、この仕事始めるとキレイになるんですよ。心がけてるっていうより、お客様に見られている意識から、自然と意識し始めるんだと思いますね」

●なるほど…。では最後の質問です。3年後はどんな自分になっていたいと思いますか?
「もっと大人の自分でいたいですね。お客様や彼氏と話してると、自分が子供だなぁって思うので」

プロフィール
小室友里 小室友里
1975年7月28日生まれ。獅子座O型。
18歳でグラビアデビュー。AV女優として4年間活動した後、女優兼ライターに転身。現在は映画、舞台、執筆、講演会を中心に活動中。趣味は自転車に乗ること。

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BELLTECH PRODUCTION
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