小室友里の聞かせてプリーズ

働く女のコの素顔に迫る突撃インタビュー!
仕事にオトコ、プライベートまで突っ込んで聞いちゃいます。

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五反田マル秘くらぶのひよこさんにインタビュー。若干23歳にして自分の店を構える青年実業家!? 子供の頃に描いた夢を叶えた努力家さんです。

第62回 ちひろさん(24)
名前:ちひろさん
生年月日:ヒミツ(24歳)
星座:魚座
血液型:O型
趣味:料理
お仕事歴:2年
出勤:4~5日/週
月収:50万円/月
所属店舗:横浜THUNDER VOLT(サンダーボルト)
URL:
http://www.thundervolt.jp/work/
「大人の女の子をコンセプトにした、清潔感のあるお店作りをしています。完全自由出勤体制であなたのペースに合わせたライフプランを立てて下さい」

初出勤は、頭の中が真っ白でした!!(笑)


●業界に入ってきたのはどうして?
「歯科助手をやってたんですけど、お給料が低くて貯金も出来ないし、2万円でも3万円でも生活の足しになればと思ってスナックでバイトを始めたんです」

●歯科助手ってそんなに給料安いの?
「私がやってた頃はぶっちゃけ手取りで13万とか。一人暮らしなのでギリギリの生活だったんです。仕事終わってから週4日バイトして」

●それから風俗業界に入ったのね。
「友達がやってたんです。聞くともらう金額も違うし貯金も出来るかなって」

●スナックで働いてもそんなに苦しかったの?
「時給1000円だったので…」

●1000円!? 今時コンビニでもそれくらいだよね!?
「その時はまだ地元だったので(苦笑)。田舎のスナックなんてそんなもんですよ。ママもケチだったし」

●そりゃ苦しいわ(苦笑)。でもさ、風俗のお金がいいって言っても具体的なサービスが違うでしょ?
「最初は怖いって思ってましたけど、実際働いて、お客さんと1対1で出来ることが私には合ってました。『見られてない』っていうので気楽に接客出来たんです」

●見られるのがダメ? お客さんには見られるよね?
「お客さんにじゃなくて…スナックのママが会話や服装にいちいちチェック入れてくるんです。それがキビしくて(苦笑)。お酒も好きだしお客さんとの会話も楽しめたんだけど、そこだけが…」

●初めて風俗で接客した時はどんな気持ちだった?
「いやもう…わけがわからなくて…面接行ったその日からだったし、講習とかなくて口頭で説明されただけだったので…」

●まるっきり初めてだって伝えたんでしょ?
「そうなんですけど…なのでお客さんに教えてもらったって感じです。その時のことあんまりよく覚えてなくて…頭の中真っ白な状態で仕事してたんだと思います。多分すごいデタラメだったと思いますよ(笑)」

●始める前と後で気持ちの変化はあった?
「意外と出来そうかもって思いました。『やっちゃった…』って落ち込むこともあったけど、なんとかなりそうな気持ちの方が強かったですね」

●風俗始めてから歯科助手の仕事は?
「去年の4月まで続けてたんですけど、今は風俗一本です。職場の人間関係にも疲れちゃって…正直に言うと楽な方に流れちゃっただけかもしれないですけど」

月に一度は病院に行く……身体には気を使っています!

●このお仕事してよかったことは?
「お金がいいことですね。お金がないのって本当にどうにもならないですから。あといろんなお客さんと話せること。業種関係なくいろんな人と出逢えるのが楽しいですね」

●逆にここはマズいな、って思うことはある?
「マズいな、っていうか…やっぱりこういうお仕事なので月に一度は病院に通ってます。私は友達から聞いてたから風俗始めてすぐに通うようにしたんですけど、一番最初の店はあまり口うるさく病院行け! って言わなかったんです。だから余計に気を使ってましたね」

●常々思ってたんだけど、毎月病院で検査するでしょう? お医者さんにはなんて説明するの?
「そのまま言っちゃいます。風俗やってますって。最初に行ったところは風俗のことをしつこく注意されて…細かいことまであまりに聞いてくるので、友達が通ってるところに変えました」

●病院の先生に言われても、それでも風俗を辞めなかったのはどうしてだろう?
「どうして…? ってあんまり考えたことないけど、やっぱりお金がよかったからかなぁ? 全然、気持ち揺らいだりしなかったですね」

●単純にこれまでの3倍のお給料をもらうわけじゃない。エンゲル係数変わったりしなかった?
「変わりましたね。一番分かりやすいのがコンビニでの買い物。ジュース一本買うのももったいない! って思ってだけど、今は金額気にしてないですもん。あと食費。外食が増えました。仕事帰りにお弁当買って帰ることも増えましたね。いけないなぁ、まずいなって思ってはいるんですよ」

●まずいの?
「だっていつか普通の仕事した時に困るじゃないですか」

●普通の仕事に戻ることは考えてるんだ。
「そうですね。風俗は今年中にあがろうと思ってます」

●またえらく近々だね。
「とりあえず目標にしてた貯金額が達成出来そうなので。それでも寄り道しすぎたかなっていつも感じてます。やっぱり定職ではないし、ずっと続けられるものじゃないし、出来る限り早くあがろうってずっと思ってたんです」

●辞めるとなると今までの生活レベルを下げなくちゃいけなるなるけど、不安じゃない?
「う~ん、確かにそうですね。ワンシーズンで着れなくなっちゃうような服とかたくさん買ってたし…3万円くらいまでだったら値札も見なかったし。でもそうなったらそれでやってくしかないですよね」

●洋服って周りに解りやすい変化でしょ? 変わったね、とか言われたことない?
「電化製品を一斉に買い替えた時に、友達に言われました。その時は『うん、ちょっとね』で誤摩化しましたけど」

●お友達にはお仕事のこと話してるの?
「一人だけ。風俗やるきっかけになったコには話しました」

●そのコにはカミングアウトされたんだよね。その時の心境って?
「いろいろトラブルがあったコで、借金返済のために働いてたんですね。だから聞いた時は、そっかぁ、大変だけど頑張ってるんだねって。自分の知らない世界の話なのですっごい興味はありました」

●聞いてそのコに対する見方は変わらなかった?
「それはなかったです。身近にいる人でもやってることなんだなって、かえって親近感が沸いたというか。でも自分から他の人には話せないですね、やっぱり…正直、人に話せる仕事をしているとは思えないし、他人から見たら『何やってるの!?』って思われるだろうし。自分でもこれが本当にやりたかった仕事ではないので。自信がないんでしょうね」

●友達は仕事のこと、聞いてこないの?
「あんまり突っ込んでくる人もいないので助かってます。あ! 一人だけいます。始めてすぐの頃に男友達に雰囲気が変わった、何やってるんだって。始めて1ヶ月にもなってない頃だったので、あれにはびっくりしたなぁ」<

この仕事で、男の人の二面性を知ってしまいました(笑)。

●お仕事してから男性に対する気持ちが変わったとかある?
「仕事する前は例えば、彼氏が風俗に行ったらイヤだったけど今はそれほどでもないかな。本当に行っちゃったらイヤだけど(苦笑)。でも行くなとは言えないですよね~。お客さんから感じるのは、彼女とは出来ないけど風俗なら出来ることがあるんだなって。とにかく攻めて欲しいってお願いされることも何度かありましたし」

●男の二面性を知ったわけだ。自分も彼氏もそういう面があるかも…っておもっちゃったりしない?
「えー…そうかもしれないけど考えたくないなぁ」

●ちなみに彼氏はいるの?
「います」

●仕事のことは?
「知らないです。夜の仕事してるって話してます」

●夜の仕事? それだけ!?
「はい」

●夜の仕事ったっていっぱいあるけど(汗)…突っ込まれないの?
「特に聞いてこないですね(笑)。私も彼の仕事に関しては聞かないし。彼が仕事のこと話してきたら聞くけど…」

●逆に彼が「夜の仕事してる」だけだったら聞きたくならない?
「そうですけど、初めに話した時に『キャバクラ?』って聞かれたから『うん』って答えてそれっきりですね。彼も忙しいしあんまり言ってこないのかな」

●なにかのきっかけでバレたら…って考えない?
「そうなったらその時に考えます。前付き合ってた人にはバレちゃったんですよ」

●なにが原因で?
「名刺を部屋に置きっぱなしにしちゃって、それを見つけられちゃったんです。大げんかしてその場では(風俗を)辞めるってことになったんだけど、そのまま続けてて。それからけんかになると風俗の話が出てくるようになっちゃって…。今の彼には話さずにおけるならこのままでいたいです。あと2ヶ月だし…」

●未練はもうない?
「頑張ったら頑張った分だけお金になって返ってきてたので、そこはちょっと考えちゃうけど…実はこの2年の間就職活動は続けてたんです。昼の仕事に戻らなきゃって思ってたから。でもなかなか決まらなくて、そうしてる間に時間が過ぎていっちゃったって感じなんです」

●コンビニでバイトするのも昼の仕事だよね。それではダメだったんだ。
「やっぱり生活があるので…バイトをするっていう考えは難しかったです。正直、やりたいことも見つかってないし、今までもやりたかったことをしてきたわけではないので、それが見つかるといいなぁと思うんですけど…」

●漠然と、こんな仕事に就きたいっていう希望はある?
「人と関わる仕事がいいかな。接客業…本当に漠然とですけど」

●いろいろ葛藤しながらお仕事続けてきたんだね。風俗に関わった2年間は辛かった? 楽しかった?
「楽しかったです。いろんな人と出会えたし、お金にも困らなかったし。私の性格なんでしょうけど、落ち込んでどうしようもなくなると『えい、どうにでもなれ!』って、一瞬全部を忘れちゃうんです。しばらくぼけーっとして、で、また頑張ればいいかって。そんな感じだったから、続けてこられたんだと思います」

プロフィール
小室友里 小室友里
1975年7月28日生まれ。獅子座O型。
18歳でグラビアデビュー。AV女優として4年間活動した後、女優兼ライターに転身。現在は映画、舞台、執筆、講演会を中心に活動中。趣味は自転車に乗ること。

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☆所属事務所☆
BELLTECH PRODUCTION
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