小室友里の聞かせてプリーズ

 

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第40回 竹内梨乃さん(30)
生年月日:1977年5月1日
年齢:30歳
星座:牡牛座
血液型:O型
趣味:フラワーアレンジメント
お仕事歴:8ヵ月
出勤:10日~15日/月
月収:50万/月
http://blog.livedoor.jp/takeuchirino/
archives/50765577.html
所属事務所:ポップスター
http://www.pop-star.jp
「フェチ系モデルさん大募集中! ビデオも制作しているプロダクションなのであなたにあったお仕事がみつかります。
所属しているほとんどの女優が顔出ししないでお仕事していますよ!
バレたくないけどお仕事したい方、ぜひ当社へご相談ください。
常駐女性スタッフが丁寧に対応いたします」

初めての現場は、温泉で乱交でした(笑)

●AV業界に入ったきっかけは?
「本当に興味本位だったんです。風俗と迷ったんですけど、AVはどんなことをするかなんとなく想像できたし。いろんなエッチもしてみたかったし(笑)」

●AVやる前はどんなお仕事をしていたの?
「販売員です。主にアパレルや化粧品関係ですね」

●AV業界に対してどんな印象を持っていた?
「キレイなモデルさんがたくさん出ていて、芸能界と同じような華やかさがあって……。ウェディングドレスや和服モデルをやりたいって思っていた時期もあったので、もともとそういう世界に憧れていたんだと思います」

●芸能界に入りたい、有名になりたい気持ちもあったの?
「今はあるかも。有名、というか作品に出たからにはたくさんの人に見てほしいっていう気持ちです。ブログにファンの方からコメントをつけていただいて、自分が人に見られているんだっていう実感が沸いてきたんです」

●事務所を選ぶときも悩んだと思うんだけど、今の事務所に決めた理由は?
「ケータイ版のてぃんくるnetの企画でQ&A50問みたいなことをやっていて、今の事務所だけ体型のことに触れていたんです。役によって求める女優は違うので、スタイルのいい人限定のお仕事ではありません。そんな一言に惹かれて電話しました。私もぽっちゃりしているので、それが理由で落とされてしまうんじゃないかって思ってたんですよ」

●実際AVにたずさわってみて、どう感じた?
「一番に思ったのは、予想以上に身体を張ってる(笑)。プライベートの延長上だと思っていたので、ちゃんと仕事としてみんな頑張っているんだなと。でもそれがすごく楽しいです」

●体力勝負だなって思うのはどんなとき?
「私すごく緊張するタイプで。それに加えて今までやったことのないプレイだったりするともうヘトヘトですね。じゃなくても毎回終わったあとはヘトヘトですけど(笑)。でも毎回いろんなプレイが出来るので、仕事がすごく楽しいんです」

●そんなに緊張さんだと初現場は大変だったんじゃない?
「私の初現場、温泉で乱交だったんですよ」

●初仕事が乱交!? そりゃまた大変だ……/span>
「もちろん最初にマネージャーさんからそういう現場だよって話を聞いてOKしたんですけど、名前の通った女優さんがいたりして、私が考えていた以上に大きな現場だったのでびっくりしました。浴場でよーいどん!でカラミがスタートするんですけど、みんな平気で脱いでるし声大きいし。当たり前ですけど人前で脱いだことなんてないから、もう本当にめちゃくちゃ緊張してたんですけど、かえってそれがいい意味で『どうにでもなれー!』って思えて(笑)」

●不安は解消されて、度胸が付いた(笑)?
「私一人の作品なら『おなか出てるなぁ』くらいで終わるんですけど、ほかの女優さんがいる現場だと、そのおなかが余計に目立っちゃうんですよね(苦笑)。でも初現場がソレなんで、今どんな現場でも大丈夫っていう度胸はつきましたね~(笑)。やっぱり気になるしやせようかなって思いますけど、私のウリは人妻なのであまり細くなくてもいいのかなって。現実も人妻ですし」

●えっ!? そうなの!? 結婚してるの?
「はい。してますよ」

AVの仕事は旦那さんも公認。二人だけの秘密です?

●旦那さんは仕事のこと知ってるの?
「最初は黙っていようと思ってたんですけど、今まで隠し事があまりなかったので、嘘をつくのがだんだん苦しくなってきてしまって」

●……というと?
「撮影が遅くまで続くことがあったり遠くまでロケに行ったり。普通の仕事ではそうあることじゃないじゃないですか。それで最初はヌードモデルの仕事をしてるって話したんです」

●旦那さんはOKしてくれたの?
「イヤだとは言われませんでした。触れられないのであれば、って。でもよく考えたらバレない保証なんてどこにもないし、旦那にもこの仕事のことをわかってほしいっていう欲が出てきて。それなら勇気を出して言ってしまおうと」

●それもOK?
「さすがに怒られました(笑)けど渋々OKしてもらいました。セックスすることやバレる心配よりも『俺の収入じゃ不満か?』って。男のプライドとして自分の収入を超えられるっていうのがイヤだったみたい。でもそこはお金じゃないんだよってことを話し合って」

●事実、ほかの男に抱かれちゃうわけじゃない?旦那さんもよく理解してくれたね。なかなか出来ることじゃないよ。
「最近わかったんですけど、どうもMっぽいんですよね……うちの旦那」

●そ、そうなの……?
「私の前で見ることはまだないんですけど、明らかに(私の作品を)借りてきて見てるなっていう形跡があって。ミョーに興奮してるんですよね。私を見る視線が違うっていうか(笑)」

●AVがきっかけで二人の生活が変化したことってある?
「基本的には変わらないかな。あ、でも仕事を応援したくなるって。前の仕事で相当グチってたから、私が今の仕事を楽しんでしていることが彼にとってもいい方向だったのかもしれません。夫婦でも親子でも友達でも、片方がマイナスだとそれって移ってしまうと思うんです。元気に仕事してる私を見ると安心するって言われました」

●旦那さんの支えって大きいよね。
「酒の肴のように話してるんですけど、二人で一生嘘を吐き続けようって。旦那の仕事相手や友達に会う機会はそんなにないので、そちらはさほど心配してないのですが、一番心配なのは親戚ですね。年の近い男のコがいるので彼が見るかもしれない。両親はもう60歳を超えているのでそういう心配もありませんが……」

●近しい人に嘘をつくことに後ろめたさはある?
「親戚や友達に『似てる』って言われて嘘をつくのは、正直抵抗ないけど、唯一親だけはありますね。私の両親も旦那の両親も専業主婦だと思っているので、バレるバレない関係なく、嘘をついていることに罪悪感はあります」

●仕事をしていること、に罪悪感は?
「それはないですね。楽しい気持ちのほうが上回ってる感じです」

●ギャランティはどんなことに使ってるの?
「貯金はもちろんなんですけど、旦那がお酒やギャンブルをまったくやらない代わりにファッションやアクセサリーがすごく好きなんです」」

●つい買ってあげちゃう?
「冗談とも本気とも思える感じで、仕事許してるんだからこれくらい買ってよ、みたいな(笑)。ゆくゆくはフラワーアレンジメントの講師になることも考えていて、そのための花材費が意外とかかってるかな。資格を持つのに毎月協会費も払わなくちゃいけないし」

●お話を伺っていると、旦那さんとすごくいい関係ですよね。理解しあえているっていうか。
「お互い自由に過ごすためにこういうルールになったんだと思います。最初は束縛したかもしれませんけど、それをやったらキリがないってことをお互いに理解して、ある意味放ったらかす(笑)? ことを覚えたんだと思います」

AV女優が「母」になるということについて考えること

●お子さんは?
「まだいないんです。将来的にはほしいけど今のところ予定はないです」

●お仕事のことが関係している?
「妊娠したらお仕事辞めますって事務所には話してありますが、その前にもう少し楽しみたいって思うところもあるので、2~3年はまだいいかな?この仕事自体どれくらい続けるか、それも決まってないですし」

●子供がいる環境でできる仕事では、なかなかないかもしれないね。
「そういうきっかけがないと長くやってしまうとも思うし(苦笑)。旦那も子供を作るタイミングは私に任せてくれているので、今は考えてないですね」

●梨乃さんのお子さんが大きくなって、万が一この仕事のことを知ったらどうしようかなって考えます?これは既婚者として私も悩むところではあるのですが。
「女のコと男のコで対処が変わるのかなって。年齢によっても違うと思うし。写真くらいなら若い記念に、って言えると思うけど作品を見られてしまったらどうなんだろう……?男のコだったら『やってたんだよ、アハハ』で言えちゃう気もするけど、女のコで、もし興味を持たれてしまったらどうしようって」

●それはどうして?
「悪い仕事ではもちろんないし、お母さんは楽しんでやってたんだよって言えますけど、実際に娘がやりたいっていったら私はどう感じるだろう。正直すすめないかもしれないですね」

●この仕事にデメリットがあると感じているから?
「漠然と思うだけです。大変だからということではなく、自分が親になったらすすめないだろう、っていうだけの話で。それは自分の親に対する罪悪感でそう思うのかもしれません」

子供がいなかったらいつまでもAVやるかも!?

●実際この仕事のデメリットってありますか?
「男の人が誰も一緒に見えてきちゃったかな(苦笑)?今までだったらあの人カッコイイ、どんな身体でどんなエッチするんだろう?とかトキメキがあったけど……仕事で非現実的なプレイが叶ってしまっているせいか、普通の人はこんなもんだろうなって。その分まじめになったんですけどね」

●当初の目的だった、いろいろなプレイがしたい希望は叶ってるんだね。
「あんなに緊張していたのが嘘のようって思うくらい、非日常が日常になっていて。変態が開花したっていうか(笑)、知らない自分が次々と出てきて」

●旦那さんとの夜の生活は大丈夫なの?満足できてる?
「心の持ち様だと思うんですけど、旦那とは淡白でも何でもいいんです。別問題です(笑)」

●最近高年齢のAV女優さんも増えていますが、その年齢までお仕事をやれるとしたら?
「子供がいたらやらないけど、いなかったらやっちゃう!と思えるくらい、今は楽しいです。熟女女優さんってキレイな方が多いので、全然アリだと思います。大人の色気って経験と年を重ねないと出てこないものだと思うし、憧れますね~」

●では最後に。3年後はどんな自分になっていたいですか?
「優柔不断なところがあるので、一人の人間としてしっかりと意志を持てる、強い女性になりたいと思います」

プロフィール
小室友里 小室友里
1975年7月28日生まれ。獅子座O型。
18歳でグラビアデビュー。AV女優として4年間活動した後、女優兼ライターに転身。現在は映画、舞台、執筆、講演会を中心に活動中。趣味は自転車に乗ること。

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☆所属事務所☆
BELLTECH PRODUCTION
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