小室友里の聞かせてプリーズ

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第35回 早坂めぐさん(20)
血液型:B型
趣味:スポーツ、ダンス、料理
お仕事歴:1年3ヵ月
出演本数:7~10本/月
月収:70万以上/月
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一回きりの人生だから楽しみたい!!

●この業界に入ったきっかけは?
「1年前まで、体重が今より5kgもあって、胸もあったし太ってる自分の身体がコンプレックスだったんです。でもこのままずっとコンプレックス抱えたまま生きていくのかなと思ったら、一回きりの人生がもったいない!って思って。もっと自分を楽しみたいと思って高収入系の求人を見たんです。キャバクラの体験入店もしたんですけど、どうも違うな~と。風俗は素人さん相手、っていうのが抵抗があって。それで、AVの求人に目が止まったんです。どうせやるならここまでやっちゃえ!と」

●コンプレックスを解消するのに、この業界でなくてもよかったんじゃない?
「そのときは仕事も恋もプライベートもうまくいかなくて、とにかく何をやってもダメだったんです。だったら180度生活を変えちゃったほうがいいなと思って」

●そんなに自分コンプレックスだったの?こんなにかわいいのに?
「そうですよー!!どんなにかわいい服を着てもいやらしく見えちゃうんですから。体育の授業も参加しなかったし、マラソンなんか腕で胸を抑えながら走ったりして。巨乳はバカって言われるじゃないですか!それもイヤで(苦笑)。うちの家系って代々貧乳なんです。それを知ってたから小学生のときに一生懸命胸をマッサージしてたら中学校入るときにはFカップになっちゃって。胸デカイってからかわれるんですよ」

●でもよく半年で10kgもダイエットできたね~。
「人に見られるってことを意識してからですね。モニターに映った自分を見てこんなに太ってるんだ!って。それからジムと食事で落としました。胸も多少落ちましたけど、胸筋を鍛えつつやるとガクッとは落ちないものですよ」

●初めての現場のことは覚えてる?
「すべてが楽しかった!小さなことかもしれないですけど、カメラとか照明とか衣装とか、そういう機材を見るだけでもアガって……。普段出来ない経験が出来るじゃないですか。それにやっぱり男優さんはすごいですよ!」

●なにが?
「テクニックが!絡みの最中無意識に『もう私彼氏とエッチできなーい!!』って叫んでたんですよ(笑)。テクニックもそうだけど、緊張をほぐすのも上手ですよね。とにかく優しくて」

●人前でエッチすることは?
「その瞬間だけは違う自分になれるんです。普段はすごいMっ気があるんですけど撮影だとSも出来る。メイクしてもらって衣装を着るとスイッチが入って違う自分を楽しめるんです。普段でもメイクが上手くいったりするとその日一日楽しかったりしません?その延長上かな」

●男優さんにもスイッチの切り替えがあるみたいだよね。
「陵辱ものに出てる男優さんが『僕、本当はドMなんです……』って、そういう人がたくさん集まる場所だからAVっておもしろいんでしょうね」

●現場だけにエロい話も日常的になるじゃない?もう慣れた?
「未だに慣れないですね。話もそうですけど、裸を見せることがあけっぴろげな感じになってるコとかいるんですけど、私はないなぁ……。本番になったら脱ぐけど、普段から素っ裸で歩くなんて好きな人の前ではしないでしょ?プライベートのことも考えて、自分の裸は大事にしたいな」

●自分にスポットライトが当たるって、どんな感じ?
「注目されるって悪い気はしないじゃないですか。恥ずかしかったけどもっともっと主役になりたいから頑張ろうって思いました」

●裸を大切にしたいって言ってたけど、人前で性行為をすることは『裸=自分自身』を大切にすることと矛盾するんじゃないのかな?
「AVに出ている私は本当に私じゃなくて『早坂めぐ』なんですよね。まわりの人から見たら曖昧かもしれないけど、私の中ではオンオフがはっきりしているんで、本当の私でいるときの気持ちを大事にできたらと思ってます」

単体女優ではなく企画単体女優でいたい理由

●AV女優になる前はどんな仕事をしてたの?
「半年前まで昼間は靴屋、夜は居酒屋でバイトしてました。で、休みの日に撮影して。バイト優先だったので、1ヵ月前には撮影日を予め知らせてもらって、それにあわせてお休みを取ってました。急な仕事には対処出来ないんですけどね」

●今は女優さん一本で。
「半年前思い切ってひとり暮らしを始めたんです。それからはAV一本。スケジュールが取りやすくなったのですいぶんお仕事は増えましたよ。3倍くらい増えたかな?」

●めぐさんは企画単体女優って呼ばれてるけど単体女優になりたいって思わなかったの?
「そこまでは思わないですね。(単体は)規制されるから。契約したらほかのメーカーさんのお仕事は出来ないでしょ。でもキカタンは大きい仕事から小さい仕事まで、いろんな仕事が出来て稼ぎようによってはキカタンのほうが稼げちゃうこともあるし、こっちのほうが向いてるかな。私のペースでいたいんです。ガンと売れてしぼんだらオシマイ、じゃなくてチョコチョコ出てのんびりやるほうが性に合ってるんです。あまり頑張り過ぎず、マイペースで」

●今も結構頑張ってるんじゃないの?
「ハードルは高くなっていくんですよ。例えばSMで初めは手錠や目隠しだったのが、スパンキング出来ます、って言っちゃったら、そこからハードルがどんどん高くなっちゃう。次は鞭、ロウソク、とか。そこは自分で上手く調整してますね。長く続けていくにはそういう計算も必要かも」

●AVのデメリットってなんだろう?
「やっぱり後ろめたい気持ちがあって……。ひとり暮らしで生活出来るのかって親に聞かれたり、好きな人に仕事のこと聞かれても嘘つかなくちゃならない。理解してもらおうと思っても無理なものは無理だし、でも一生続けていく仕事じゃないから……。目標を決めてる期限付きの仕事なので、若気の至りでごめんなさい!って思ってます」

●目標って?
「貯金してます。将来居酒屋をやりたいのでその開業資金と自分のためになるような旅行がしたいんです。最近はその気持ちがどんどん強くなってきてますね」

●ご両親には言わないの?
「内容が突飛なだけで、私はプライド持って仕事してるけど、親の立場になって考えたときにカミングアウトされたらイヤだろうなって。そこが永遠の課題ですね。今でも実家に帰って『仕事どうなの?』って聞かれたらやっぱりヘコみますよ」

●言わなくてもどっかから聞くこともあるんじゃない?
「実は兄が芸能関係のマネージャーをやってて……」

●うわぁ!危険だー!!
「そうじゃなくてもAV借りたりするかもしれないですよね。それを考えると結構キワキワなんですよ」

仕事を彼氏に隠すとか無理だろうな…淫語とか言っちゃうだろうし(笑)

●では男性観についてお伺いします。彼氏は~……いないよね。
「いません!……ってええ!?どういうことですか!!!」

●だって、いたとしても「います」なんて答えられないでしょ(笑)。人気商売ですもの。
「そうですか?いたらうれしいじゃないですか!!」

●男はうれしくないだろう~(笑)。
「あっ、そうか!そうですよね(笑)。まぁ正真正銘いないので。『もう彼氏とエッチ出来ないー!』って叫んでから別れた(笑)。それだけじゃなくて彼が浮気したりして、そういうのが重なったタイミングだったんです」

●基本的に彼氏は欲しい人?
「いたほうがいいですね。煮詰まったときに親身になって話を聞いてくれる人がいたら幸せだなーと思いますね」

●彼氏を作るって大変だよね。今は『早坂めぐ』というAV女優でもあるわけだし。
「24時間『早坂めぐ』でいるわけじゃないので、あんまりそうは思わないなー。本当に好きな人には正直に言いたいし、受け止めてほしい」

●隠し通すのも一つの道じゃない?
「以前、付き合いたいなって思った人とお泊りしたんです。すごいテンション上がっちゃって、アレもコレもって、めちゃめちゃ頑張っちゃったら案の定彼もびっくりしちゃって(苦笑)。突っ込まれちゃったんで正直に言ったら、そのままお友達になっちゃいましたよ」

●テクは小出ししなきゃイカン!ってことだね(苦笑)。
「思わず淫語とか出ちゃうんです。『ほらね』とか!いけないいけない(笑)。最近、逆ナンが得意な女優さんと仲良くなって、一緒に出かけて男のコに声かけたりするんですよー。彼女いわく「タイプな人がいて、そこで話しかけなかったら一生で会えないかもしれないんだよ?」って。で、一緒にお茶したり飲みに行ったり」

●仕事のこと聞かれるでしょ?当然。
「まぁそのうちわかるよ、ってごまかします(笑)。会話の途中途中にそれらしい下ネタを混ぜたりすると、男の人も『おや?』って探りを入れてきたりして。まったく業界と関係ない人と話すの、楽しいですよ」

●今は一生懸命彼氏を作りたいわけじゃないのね。
「欲しいけど、女のコと遊んでるほうが楽しいかも。束縛してほしくないし、自分の時間はちゃんと欲しいし」

●すごい好きな人が出来てAV辞めてほしいって言われたらどうかな?
「そのときに自分でもよくやった!って思えるくらい仕事が出来ていたらスパッと辞めますね。でもまだやりたいことがAVの中であって、目標が達成出来ていなかったらもう少し待ってもらうかな」

●AVの中での目標って?
「最後の現場が顔も名前も出ません、じゃ寂しい。この間同じ事務所で仲のいい先輩が引退したんですけど、現場で『お疲れさま!』って花束をもらってて。私もそういう風に送り出してもらえるくらいの女優にはなりたいです。始めたからには中途半端にはしたくないですよね。モヤーッとしたまま引退して、また戻ってくるコも多いので……。過ごしやすくて戻ってきちゃうのもわかるんですけど」

●今はAVを頑張る時期なんだね。
「自分的にはまだまだ、これから」

●いざ辞める決心がついたとき、後悔しないかな?
「後悔しないように頑張る!正直未練は残ると思うんです。本当に楽しいし。でもそのあとのことを考えたとき、結婚して子供が出来て……とか、そういうときのことを考えると、目標が達成出来たなら自分の将来のために別な世界で頑張ったほうがいいのかなって、私は思いますね」

プロフィール
小室友里 小室友里
1975年7月28日生まれ。獅子座O型。
18歳でグラビアデビュー。AV女優として4年間活動した後、女優兼ライターに転身。現在は映画、舞台、執筆、講演会を中心に活動中。趣味は自転車に乗ること。

☆ブログ・twitter☆
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☆所属事務所☆
BELLTECH PRODUCTION
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