カシコイおもてなし
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「SMマトリックス」に学ぶ(1/2)

カシおもここまで

まずはお知らせ。
インターネットの生放送サイトであるUstreamで、11月から私の出演する番組を月に一回やっています。
私の本を多数出しているポット出版が毎週木曜日午後7時から放送しており、毎月第1週目を担当しております(『ポットチャンネル』)。

私の番組では、友だちを呼ぶことにしていて、11月はロックミュージシャンの写真を撮り続けている久保憲司、12月はなべやかんを呼びました。
女王様だのM男さんだのもそのうち登場すると思います。
それ以外の風俗関係者とは最近あんまりつきあいがないので、SM以外は期待しない方がよろしいですけど。

ネットではあっても、ひさびさにテレビでありますから、ちょっと緊張、ちょっと新鮮。
一般のテレビとUstreamの視聴者は全然違っていて、一般のテレビでやっているような人たちによる、一般のテレビでやっているような話が求められているわけではない。
それぞれの媒体に合った内容が必要です。

客が求めているモノを読んで人気に

これは風俗嬢という仕事も同じですね。
業種によって客が求めるものが違います。
店によっても違うし、地域によっても違います。
そこを読み違えると、人気のある人でも人気が出なくなります。
「読む」ということはとても大事なことです。

単行本にも入っていないし、ネットでも読めないわけですが、前々回までの数回は本連載でもっとも大事かもしれないことを書いてきました。
人はそれぞれ固有のリズムを体にもっています。
相手のリズムを読み、自分のリズムをそこに合わせることで、的確な「快」を与えることができるって話です。
これを「合わせ」と言います。

これを伝えればあとはもう何も言うことはない。
と言いたいところですが、あくまでこの話は肉体的な話です。
つまり、「ナメ」の根本思想みたいなものです。

しかし、音楽はリズムだけでできているわけではなく、メロディや歌詞があって初めて完成する。
人間も肉体面だけでは語りきれないことは今まで繰り返してきた通りです。

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