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女の子の「性」の値段って、いったいいくらが適正価格なんだろう…。そんなことをよく考えます。 「何百万円もらったって、ヌードなんかイヤ!」 という女の子もいれば、数千円で援交してしまう子もいる。オヤジと食事するだけで何万円もせしめる女子高生もいれば、一生懸命フェラして時給3千円のピンサロ嬢もいる。
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そういえば先日、取材で行った熊本のソープでは、吉原の8万円クラスの店のサービスがわずか3万円でした。ここまで差があると単に地方だから物価が違うなんてレベルの話じゃないですよね。 AVモデルにしても、1本数百万円のギャラの単体アイドルから、スカトロまでやって10万円ももらえない企画の子まで、いろいろです。でも、数百万円の子と10万円の子のカラダにそんな差があるかというと、それほどでもなかったりします。いわゆる企画モデルの子の中には、単体アイドルよりもずっと可愛い子もいたりします。顔バレしたくないから、あえてパブ(雑誌などで紹介されること)NGで済む企画モデルを選んでたりするわけです。 |
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そういう話でいえば、元アイドルのヘアヌードなんてのも、結構いい歳になってからで、しかも芸能界の厳しさにやつれちゃったような貧弱なカラダだったりしても、かなりのギャラがもらえるわけです。雑誌でも「あの○○が脱いだ!」なんて、ニュース扱いしてくれるわけです。その「あの○○」という肩書きを外せば、誰も見向きもしないようなカラダだったとしても。つまり、それが「付加価値」というヤツですね。貧弱なカラダも、「あの○○の」という付加価値がついた途端に、グッと価値が上がる。 「ハダカ」、というか女の子の「性」の価値というのは、相対的なものなのです。いや、この資本主義の世の中では、すべてのものは相対的に価格が決められるわけですが「性」の値段はそうした中でも、ダントツに価値の変動が大きいのです。そしてそこには付加価値というものが、大きく作用しているのです。 …なんか柄にもなく難しい話してますね。いかんいかん。こういう話になると高卒のボロが出てしまう(笑)。 |
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ま、とにかく、これだけハダカとセックスが溢れている世の中ですから、若い女の子がちょっと脱いだからといってボロ儲けができるほど甘くはないわけです。 意を決して風俗やAVの世界に飛び込んだとしても、すぐに大金が稼げるということは少なくなっています。はっきりいって、もうAVモデルは余っています。モデルプロダクションに所属したものの仕事が全然ないというモデルがゴロゴロしています。風俗にしても、不景気ですからお客さんが来なければ、給料だってもらえません。 「たくさんお金がもらえると思ったから、1ヶ月も悩んで思い切って始めたのに、あたしのあの決心はなんだったの!」 なんて思ってる子も、たくさんいるでしょう。 |
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でも、AVモデルでも風俗嬢でも、たくさん稼いでいる子はいるんですね。お店全体としては客の入りが悪くても、その子だけはいつも予約でいっぱいだったりします。モデルなんかでも同じプロダクションで同じような条件でも、一定の子にばかり仕事は集中しているようです。 それはやっぱりその子自身の力なんですね。一生懸命サービスするとか、一生懸命感じるとか(笑)。まぁ、単純にルックスがいいなんて、天賦の才能もあったりするけれど、売れてる子というのは、みんな仕事に一生懸命なんです。 繰り返します。いまや、女の子が脱いだから、「性」を提供するから、と言ってもそれだけでボロ儲けできる時代ではないんです。そこに何らかの付加価値がなければ。そして一生懸命に仕事をする、というのも、また付加価値になるんです。 既に働いている人、これから働こうと思っている人、どうせ同じに「売る」なら、頑張って高く売りましょう。付加価値をつけましょう。ただボーっとしてるだけでも稼げる時代は終わりましたよ。 あ、お高くとまって高そうに見せるってのは、今どき付加価値になりませんからね、念のため(笑)。 |
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しかしねぇ、ホントにオトコの性欲ってのは相対的なものなんですよ。僕みたいに毎日のように生のハダカ見てる仕事の人間でも、道端で女の子のパンチラが見えちゃったり、テレビの番組でオッパイが出たりすると、なんかすげえ嬉しいの。なんなんでしょうねぇ、こういうのって。 |
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安田理央(やすだ・りお) 1967年生まれ 埼玉県出身 美学校考現学研究室卒業。雑誌編集プロダクション勤務、コピーライター業を経て1994年よりアダルト系フリーライターに。得意なジャンルは、風俗、AV、デジタルエロ、マンガなど。現在、『デラべっぴん』(英知出版)、『BUZZ』(ロッキングオン)をはじめ多数の雑誌でコラムを連載中。著書に『OPEN&PEACE 風俗嬢ヴァイブス』(メディアックス)など。またAV監督、デジタルカメラマン、バンドのボーカリストなどとしての顔もアリ。妻子もアリ。 http://www.lares.dti.ne.jp/~rio/index.html |
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撮影/安田理央 |
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