この「deep」に入店して約3年になるんですけど、その前はAVのお仕事をしていたんです。18歳から21歳までAVのお仕事をして、短い時間で収入はとてもいいですし、現場の雰囲気もよくて楽しかったんですけど、新しい刺激というか、もっと一般の方々と接する機会を持ちたくて、風俗のお仕事をすることにしたんです。
　いまのお店に決めたのは、面接のときにスタッフのかたの対応がとても紳士的で丁寧だったからなんです。実は、風俗の世界って、もっとダークでアンダーグラウンドな世界だという勝手な想像をしていたんですよ（笑）。そのイメージが面接でいい意味で裏切られたというか、あぁ～、こんなに健全な世界なんだと感じましたね。
　初仕事はもちろん緊張しましたよ！　AVも風俗も男性を相手にするお仕事なんですけど、まったくといっていいほど内容は違いますからね。プレイの流れや接客の仕方は講習で教えてもらったんですけど、お客様を前にしたら全部吹き飛んでしまいました（笑）。ただ、常連のお客様をつけていただいたので、身体の洗い方からプレイの方法、時間の配分やフィニッシュのタイミングなどをあらためてレクチャーしてくれたんですよ。申し訳ない気分になりましたね。
　AVは受け身が多いですけど、風俗は尽くすというか、自分から積極的にアプローチしていかなければと痛感しました。
　風俗のお仕事のいいところといえば、出勤日や時間を自由に決められるところと、すぐに収入になるところですね。それと、たくさんのかたと接するので、いろんな知識が増えて勉強になりますね。他人の話を真剣に聞くようにもなりましたし、人間として成長している気がします。
　いまは、AVの仕事は辞めて風俗だけなんですが、いつも心掛けているのは自分が楽しむことです。こっちが楽しんでいると自然にお客様に伝わるみたいで、相手も楽しんでくれるようになるんです。
　風俗のお仕事をすることに迷いを抱いている女性も多いと思いますけど、怖い世界じゃないですし、安心できる職場だと思いますよ。